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    学習の鍵「基礎学力」とは?入学前教育で基礎学力を身につけるコツも紹介

    2021.08.30 ブログ 教務情報

    専門学校の先生からは、「基本的な学力が身につていない学生が少なくない」というお話を伺うことがあります。
    実際に、専門学校の授業についていけないと感じる学生が約半数もいるという調査結果もあります。
    原因の一つとしてあげられるのが、学習の基礎となる「基礎学力」です。
    基礎学力とはどのようなものなのか?
    基礎学力を高めるためのコツと合わせて紹介します。

    約半数の学生が「授業についていけない」と感じている

    ベネッセ教育総合研究所が2017年に実施した「専門学校生の学習と生活に関する実態調査」によれば、47.6%もの学生が「専門学校の授業についていけないと感じることがある」という回答をしています。
    この数字だけを見ると、学生を置いてけぼりにしているかのようにも感じられますが、決してそんなことはありません。
    同じ調査では、8〜9割の学生が「講義などで専門に関する知識や技能を分かりやすく教えてくれる教員がいる」や「学習や勉強の仕方について個別に相談できる教職員がいる」とも回答しています。

    [ベネッセ教育総合研究所]専門学校生の学習と生活に関する実態調査

    教職員がフォローできる学習環境が整っていても、約半数の学生が授業についていけないと感じているというのが現状のようです。

    学習の鍵となる「基礎学力」とは?

    学生が授業についていけないと感じる原因の一つに「基礎学力」が挙げられます。

    「基礎学力」とは、読み・書き・計算など、さまざまな学習の基礎となる知識や能力のこと。
    学習をする上で必要な情報を読み取り、考え、言葉に表すというプロセスが基礎学力の中心といえるでしょう。

    例えば、ある漢字が読めなかったり、言葉の意味を知らなかったりすれば、授業で話している内容が理解できません。
    また、簡単な計算などの情報処理が追いつかなければ、そのまま取り残されてしまいます。
    そして、理解や情報処理ができたとしても、自分の言葉できちんと表現できなければ正当な評価がされません。

    基礎学力が身についていないと、授業についていくことができず、最悪の場合は中退してしまうことも。
    学校サイドとしては、基礎学力をどのように捉え、対策できるでしょうか。

    基礎学力の問題が表面化したAO・推薦入試

    基礎学力についての問題が表面化したのが、AO・推薦入試の導入です。

    AO・推薦入試では、早いと10月ごろには合格の決まる学生もいます。
    特に大学では、2月や3月まで受験に向けて勉強に励む一般入試の学生とAO・推薦入試の学生の間で、成績に差が生じるケースが多くみられるようになりました。
    よほど意欲の高い学生でなければ、進学先が決まったあと自主学習の頻度は下がりがちです。
    AO・推薦入試で10月頃に合格が決まれば、入学まで半年近いブランクが生じ、一度身についた知識を忘れてしまうということも。
    そうなれば基礎的な学習能力も低下してしまいます。

    この現状に対して、多くの大学ではすでに対策を取っています。

    少し古いデータですが、ベネッセ教育総合研究所が2013年に実施した「高大接続に関する調査」によると、大学での入学前教育の実施率は全体で73.1%
    推薦入試による入学者に対しては全体の63.7%、AO入試による入学者に対しては全体の44.0%が実施、推薦入試・AO入試実施学科に占める割合では、推薦入試実施学科の69.6%AO入試実施学科の79.4%が入学前教育を実施しているそうです。

    [ベネッセ教育総合研究所]高大接続に関する調査


    また、文部科学省の「大学における教育内容等の改革状況について(平成30年度)」によると、初年次教育を導入している大学は、国公私立あわせて721校、全体の97.4%に及びます。
    つまり、ほとんどの大学では入学前教育や初年次教育などを実施して、基礎学力の強化に努めているといえます。

    [文部科学省]大学における教育内容等の改革状況について(平成30年度)

    同様のテーマでの専門学校の調査結果は残念ながら見つけられませんでしたが、AO・推薦入試で多くの学生が合格する専門学校においても、入学前教育や初年次教育による基礎学力の強化が必要だといえるでしょう。

    入学前教育や初年次教育で基礎学力を身につけるためのコツは?

    入学前教育や初年次教育などで基礎学力を高めていくためには、どのような点に注意して進めていけば良いのでしょうか。
    学習を進めていく上でのポイントをまとめました。

    1)簡単に解ける問題からクリアしていく

    学習がつまらないと感じてしまう一番の原因は、内容が理解できないことです。
    特に高校までに勉強の習慣が身についていない場合「何が分からないのか、自分でもよく分からない」という学生も多いようです。
    いきなり難しい問題に取り組もうとはせず、まずは簡単な問題からスタートするようにしましょう。
    簡単な内容であっても、十分に理解できて問題に正解すれば、モチベーションも上がります。

    理想的には、「何が理解できて、何が理解できないか」を明確にして学習を進めるのが良いでしょう。
    理解できない問題に取り組んでも学習意欲はそがれますが、簡単すぎる問題ばかりでも退屈に感じて学習効率が下がります。
    少し頑張ればクリアできる、ちょうどいいハードルを設定することで、「やればできる」と実感でき、学習意欲の向上にも効果的です。

    2)繰り返すことで知識を定着させる

    学習した内容をしっかりと定着させるためには、何度も繰り返して学習することが重要です。
    特に読み書きや計算といった基礎的な学力は、反復学習をすることで、より記憶に残りやすくなるといわれています。
    繰り返し学習した上で確認テストなどを実施し、間違えてしまったものはもう一度戻って学習することで、確実に自分の力となっていきます。

    3)毎日続けられるように工夫する

    繰り返し学習するためには、短い時間でもいいので毎日学習する習慣を身につけることが重要です。

    しかし、学習を毎日続けるのはなかなか難しいもの。
    「とてもじゃないけれど、毎日机に向かうなんて無理!」という学生には、学習する場所や時間の工夫を促しましょう。
    例えば、通学の電車やバスの中で、復習を中心に少しだけでも勉強をする時間をとることで、学習に対する意識が変わります。
    特に、朝学校へ向かう間に少し自分のペースで勉強をしておくことで、頭が勉強モードに切り替わり、朝から1日効率よく学習できます。
    他にも「おやつを食べてから15分」「お風呂の前に30分」など、決まった時間に勉強するルールを決めれば、生活のリズムに乗って学習が進みやすくなります。

    また、学生の意識を変化させることも重要なポイント。
    高校生までは「とりあえず卒業するため」の学習だったものが、専門学校では「憧れの夢をかなえるため」の学習として変化します。
    今学んでいることが、将来どのように役立つかを理解することで、学習意欲も格段に上がります。
    「勉強は好きじゃないけど、憧れの仕事のために頑張ろう」という学生には、力強いメッセージを送ることが効果的です。

    専門学校生の基礎学力強化におすすめの「myトレーニング」

    専門学校生の基礎学力強化におすすめしたいのが、ウイナレッジを運営している私たちウイネットのオリジナルプログラム「myトレーニング」です。
    国語や数学、理科などの基礎的な内容をスマートフォンやパソコン、タブレットなどで学習できます。
    問題は1問1答形式で出題され、図や動画などによる丁寧な解説付きで自習に最適です。
    間違えた問題は繰り返し勉強できるので、自然と基礎学力が高まります。
    学生が手軽に・楽しく勉強できるようさまざまな工夫が施されているほか、進捗管理など教員側の負担が少なくなるよう設計されているのも特徴です。

    【主な特徴】

    • 1問1答形式で1回5問、あいた時間でサクッと学習できる
    • 苦手な項目を繰り返しトレーニングでき、効率的に学習できる
    • 学習状況や進捗が一目でチェックできるので、教員側の負担も少ない
    • 学習を促すためのプッシュ通知やメール機能があり、入学前でも進捗管理ができる
    • 目指す職業・資格別に15のラインナップがあり、専門分野の学習に必要な基礎知識に絞って効率的に学習できる

    サービスの概要や料金など、詳しい情報については、こちらの記事をご参照ください。

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    この記事を書いた人
    ウイネット

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    ウイナレッジを運営している出版社。
    全国の専門学校、大学、職業訓練校、PCスクール等教育機関向けに教材を制作・販売しています。

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