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TOPコラムワーク【メール】CCとBCCの違いは?使い分けの方法とマナーもわかりやすく解説

【メール】CCとBCCの違いは?使い分けの方法とマナーもわかりやすく解説

2025.10.22 ワーク コラム

ビジネスメールでよく目にする「CC」と「BCC」。実は、明確な違いや使い分けの方法を知らないという先生もいるのではないでしょうか。しかし正しく理解していないと、思わぬトラブルやマナー違反に繋がることがあります。

そこで本記事では、CCとBCCの基本的な意味や違い、気をつけたいマナーや注意点をわかりやすく解説します。ビジネスシーンで安心してメールを送れるよう、これを機会に理解を深めておきましょう。

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そもそもCCとBCCとは?基本の意味を解説

ビジネスシーンで使われる「CC」と「BCC」には、異なる役割があります。まずは、それぞれの基本的な役割を整理してみましょう。

  • CC(カーボンコピー)の役割
  • BCC(ブラインドカーボンコピー)の役割
  • 【補足】TOとの違い

それぞれ見ていきましょう。

CC(カーボンコピー)の役割

CCは「Carbon Copy」を意味し、主な宛先以外にも情報を届けたいときに使われます。たとえば部下が上司にメールを送る際、同僚や別部署の関係者をCCに入れておくことで、やり取りの流れを全員が把握できます。CCに入れられたアドレスは受信者全員に見えるため、透明性のある情報共有が可能です。

BCC(ブラインドカーボンコピー)の役割

BCCは「Blind Carbon Copy」の略で、ほかの受信者にアドレスを見せずに送信できる仕組みです。大量の宛先に一斉送信する場合でも、個人情報を守ることができるのが大きなメリット。

ただし受信者からは「誰が受け取っているのか」がわからないため、状況によっては相手に違和感を与える場合もあります。主に顧客への一斉案内や外部向け通知など、連絡先を公開すべきでないケースに絞って利用するのが安心です。

【補足】TOとの違い

「TO」は送信者が直接やり取りしたい相手を示します。これに対しCCは情報共有を目的とした宛先、BCCはアドレスを伏せて送信できる宛先です。TOはメインとなる宛先、CCとBCCはサポート的な役割と考えると理解しやすいでしょう。

CCとBCCの違いをわかりやすく整理

CCとBCCには、明確な違いがあります。ここでは、特に押さえておきたい3つのポイントをまとめました。

  • 受信者にアドレスが見えるか
  • 情報共有できるか
  • 返信がどこまで届くか

それぞれ解説します。

受信者にアドレスが見えるか

CCに入れられたメールアドレスは、受信者全員に表示されます。受信者同士が誰に送られているかを確認でき、やり取りの透明性を保てるのが特徴です。

一方でBCCに入れられたアドレスは、ほかの受信者から見えません。複数人に一斉送信する際も、受信者同士のアドレスを公開せずに済むため、個人情報を守る手段として有効です。

情報共有できるか

CCは、送信内容を「情報共有」として知らせたいときに利用されます。やり取りの流れをオープンにし、関係者全員が状況を把握できるのが利点です。BCCは、受信者から自分以外に誰がメールを受け取ったかが伝わらない仕組みになっています。共有というよりも、個別に配信する感覚に近いといえます。

CCは誰に送ったかを公開して共有するスタイル、BCCは受信者を伏せて届けるスタイルと整理するとイメージしやすいでしょう。

返信がどこまで届くか

CCの場合は「全員に返信」を選ぶと、TOやCCに入っている全員に返信が届きます。複数人で情報を同時に確認できる一方で、必要のない返信が拡散してしまうリスクも。これに対しBCCで送られたメールは宛先同士が見えないため、全員に返信してもほかのBCC受信者には届きません。やり取りが拡散する心配がなく、クローズドなやり取りに向いています。

CC・BCCの使い分け方

どちらも相手に情報を届けるために使いますが、利用シーンは大きく異なります。ここでは、使い分け方を詳しく解説します。

  • 関係者全員に同じ情報を届けたいなら「CC」
  • 受信者同士のアドレスを隠したいなら「BCC」

それぞれ見ていきましょう。

関係者全員に同じ情報を届けたいなら「CC」

CCは、主な宛先(TO)への送信内容を第三者にも共有したいときに利用します。たとえば「上司に進捗を報告するメールを送り、同僚にも状況を知っておいてもらいたい」といったケース。TOに指定された相手とのやり取りを、CCに入れた人も確認できるため、関係者間で情報の透明性を保てます。

結果として「言った」「聞いていない」といった認識のズレを減らし、業務の効率化にも繋がるでしょう。

受信者同士のアドレスを隠したいなら「BCC」

CCは、一斉送信する相手同士のアドレスを公開したくないときに適しています。たとえば顧客リストにイベント案内を一斉に送りたい場合、BCCを使えば個人情報を守りながら配信できます。

BCCの場合は受信者同士が見えないため、返信も送信者だけに届きます。ほかの受信者に不要な返信が拡散する心配もありません。外部に向けて複数人へ送信するときには、BCCが基本と考えておくとよいでしょう。

CCを使うときのマナーと注意点3つ

CCは情報共有をスムーズにする便利な機能ですが、使い方を誤ると相手に負担をかけたり、不信感を招いたりすることも。以下の3点に注意しましょう。

  • 必要な範囲の人だけに限定する
  • 基本的に返信は求めない
  • CCに入れた意図を明確にする

詳しく解説します。

必要な範囲の人だけに限定する

CCに入れる相手は、本当に情報共有が必要な人に絞りましょう。関係のない人まで含めてしまうと、余計な負担を与えて相手の業務効率を下げる原因になります。特に社外へのメールで取引先同士をCCに入れると、互いのメールアドレスが見えてしまい、個人情報の漏洩にも繋がりかねません。

基本的に返信は求めない

CCはあくまで情報共有のための宛先であり、返信を前提とした設定ではありません。送信者がCCに入れる際は、相手に余計な負担をかけないよう「返信は不要」という前提を意識しておくことが大切です。

CCの相手からも返信が欲しい場合は、本文で「CCで送らせていただいている方のご意見も伺いたいです」などと明記しましょう。一言添えることで、受信者の迷いを防げます。

CCに入れた意図を明確にする

CCに宛先を入れる際は、理由を記載すると丁寧です。「参考までに共有します」「進捗確認のためCCで送っています」と一言添えるだけで、受信者は安心してメールを受け取れます。

理由が明記されていないと「なぜ自分が入っているのか」と疑問や不信感を抱かれることもあるため、意図を伝えるよう心がけましょう。

BCCを使うときのマナーと注意点3つ

受信者同士のアドレスを伏せて送信できるBCCですが、こちらも使い方によってはマナー違反となる場合があります。押さえておきたいポイントは、次の3つです。

  • 返信がほかの受信者に届かないことを理解する
  • 多用するとスパムメールと判断されることも
  • 送信前に「CC」と間違えていないか確認する

それぞれ解説します。

返信がほかの受信者に届かないことを理解する

BCCに入れた相手は、ほかの受信者からは見えません。BCCで受け取ったメールに返信しても、届くのは送信者だけです。複数人でやり取りする必要がある場合は、CCを使いましょう。送信前に「このやり取りは共有が必要か、それとも個別対応でよいか」を判断することが大切です。

多用するとスパムメールと判断されることも

BCCを頻繁に使うと、受信者によっては迷惑メールと誤解される恐れがあります。特に外部に向けて大量送信する場合は、件名や本文で「一斉送信のお知らせ」「ご案内メールです」などと明記し、正規のメールであることを示しましょう。

送信前に「CC」と間違えていないか確認する

BCCを設定するつもりが、うっかりCCに入れてしまうケースもあります。そのたった1通の送り間違いが、重大なトラブルに発展することも。一度失った信頼の回復は、容易ではありません。送信前には必ず宛先欄を見直し、BCCとCCが正しく設定されているか確認しましょう。

CCとBCCを間違えてしまったら?3つの対処法

どんなに注意していても、CCとBCCを誤って使ってしまう可能性はあります。しかし放置すると、相手に不信感を与えたり情報漏洩のリスクに繋がったりする恐れも。間違えてしまったときは、誠意ある対応が大切です。ここでは、3つの対処法を紹介します。

  • 速やかにお詫びする
  • メールの削除をお願いする
  • 今後の再発防止策を共有する

それぞれ見ていきましょう。

速やかにお詫びする

誤送信に気づいたら、迅速に謝罪しましょう。特に個人情報が含まれている場合は、メールだけでなく電話で直接連絡してお詫びするのが望ましい対応です。相手と連絡がつかない場合でも取り急ぎメールで謝罪し、あとから改めて詳細を伝えましょう。

メールの削除をお願いする

誤って送ったメールが相手の手元に残っていると、情報漏洩や誤解の原因になります。相手に対して「〇月〇日〇時に送信した件につきまして、誤送信ですので削除をお願いいたします」と具体的に依頼しましょう。メールの日時や件名を明記することで、相手もすぐに対象を確認できます。

今後の再発防止策を共有する

同じミスを繰り返さないために、再発防止の対策を考えましょう。たとえば「送信前に宛先を複数人で確認する」「チェックリストを作成する」などです。対策はチーム全体で共有するとよいでしょう。個々の注意力が高まり、結果的に組織全体の信頼性アップにも繋がります。

まとめ

CCとBCCは便利な機能ですが、使い方を誤ると大きなトラブルに繋がりかねません。送り間違いによって個人情報が漏洩し、組織の信頼を失うこともあります。そのため、送信前の確認とマナーの徹底は必須です。正しく使い分けて、スムーズなコミュニケーションを実現しましょう。

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この記事を書いた人
鶴巻 健太

鶴巻 健太

新潟在住のSEOディレクターで「新潟SEO情報局」というサイトを運営中
ウイナレッジのコンテンツ編集を担当
朝は農業を楽しみ、昼はスタバのコーヒーと共にパソコンに向かうのが日課

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