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BeRealから「setlog(セットログ)」へ!学生の間で広がる“クローズドSNS”とは?

いま、中高生や大学生・専門学生の間で人気が広がっているアプリをご存知でしょうか。その名は「setlog(セットログ)」。韓国発の新しい日常共有SNSです。

Instagramの「映え」に疲れ、一時は日常の自然な瞬間を切り取る「BeReal(ビーリアル)」に熱中してきた若者たちが、今この新しいアプリを利用し始めています。

なぜ、若者たちのSNSトレンドは次々と移り変わるのでしょうか。そこには、現代の学生世代が抱えるリアルな心理と、コミュニケーションへの本音が隠されています。

本記事では、学生たちの間で「setlog」が支持される理由をわかりやすく解説するとともに、知っておきたい利用上の注意点についてご紹介します。

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今話題の「setlog(セットログ)」とは?

出典:App Store「setlog」(※2026年6月時点の画面です)

いま、10代から20代前半の学生の間で急速に普及している「setlog」。その最大の特徴は、「1時間に1回、約2秒の動画を撮影する」というシンプルなルールにあります。

通学・登校の風景、休み時間の他愛ないおしゃべり、放課後のアルバイト前、あるいは家で課題をこなしているだけの何気ない瞬間。そんなこま切れの日常の「2秒」をパッと撮影し、共有グループ(ログ)に投稿していくと、1日の終わりにアプリが自動でそれらを繋ぎ合わせ、1本の「友情Vlog(ブイログ)」へと仕上げてくれる仕組みです。

動画編集の専門知識や手間はいっさい不要。誰でも簡単に、友達との1日の思い出を「動くアルバム」として残せる手軽さが、若者たちの心を掴んでいます。

なぜ学生たちは「BeReal」から移行しているのか?理由と心理

少し前まで、学生たちの間のリアル日常共有といえば「BeReal」が定番でした。しかし今、setlogを選ぶ若者が増えている背景には、現代の学生特有の「SNSに対する本音」が隠されています。

BeRealについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

関連記事: 【盛らないSNS】BeReal(ビーリアル)とは?Z世代に爆発的人気の理由と潜む危険性を解説

(1) 「映え疲れ」から「飾らないリアル」の共有へ

Instagramに代表されるような、キラキラした写真や加工された世界観に対する「映え疲れ」は、若者の間で度々指摘されています。

setlogで共有されるのは、ノーメイク、部屋着、コンビニの帰り道といった、文字通り「盛らない日常」です。

完璧な自分を作り込んで見せるよりも、ありのままの姿を見せ合える関係性に心地よさを感じているのです。

(2) 「2分以内の投稿」がない、通知に縛られないゆるさ

BeRealでは、通知を受けて2分以内に投稿することが特徴のひとつでした。リアルタイム性が魅力である一方、「授業中や実習中に通知が来ると焦る」「常にスマホを気にして疲れる」といったプレッシャーを感じる学生も少なくありませんでした。

一方のsetlogは、1時間ごとに投稿のチャンスがあるものの、時間に縛られる制限はありません。「見る専」不可のBeRealとは異なり、「自分が投稿していなくても友達の動画は見られる」という絶妙なゆるさが、今の学生たちにフィットしています。

(3) 離れた友達とも繋がれる「最大12人」のクローズドな安心感

setlogには、一般的なSNSのような「フォロー・フォロワー」という概念や、ランダムに知らない人と繋がる機能がありません。固有の招待コードを知っている、最大12人までの限られた親しいコミュニティ(ログ)の中だけで動画を共有します。また、ログは複数作成・参加できるため、友人グループやサークル、アルバイト先など、関係性ごとに共有先を使い分けることも可能です。

この仕様は、高校を卒業して専門学校や大学など、別々の進路に進んだ友人同士の間でも重宝されています。「今、専門の自習室で勉強してる」「今、サークル活動中」といった、それぞれの場所での過ごし方を2秒の動画で見せ合うことで、離れた場所にいても繋がっている安心感(エモさ)を生んでいます。

不特定多数の目に触れるリスクを避け、本当に仲の良い身内だけで「狭く、深い関係」を楽しみたいという、現代の学生たちの人間関係の好みが色濃く反映されています。

知っておきたい「setlog」を利用する際の注意点

親しい身内だけで楽しむクローズドな仕様から、従来のオープンなSNSに比べて比較的安全性が高いとされるsetlog。しかし、動画という情報量の多いメディアを毎日扱うからこそ、楽しく安全に使い続けるために知っておきたい、いくつかの注意点があります。

(1) 招待コードはオープンなSNSに公開しない

setlogのグループに参加するには「招待コード」が必要ですが、時折「誰か一緒にやろう」とX(旧Twitter)やInstagramの公開アカウントなどにコードを載せてしまうケースが見られます。

招待コードを公開してしまうと、見知らぬ第三者がグループに参加し、プライベートな日常動画を覗き見られる原因になります。

コードの共有は、必ず個別のメッセージなど相手を限定できる場で行うのが鉄則です。

(2) 毎日の撮影による「生活圏の映り込み」に気をつける

1回わずか2秒の短い動画ですが、毎日の投稿が積み重なると「通学路の景色」「最寄り駅」「学校の周辺」といった断片的な情報から、個人の生活圏や行動パターンが容易に特定されてしまいます。

たとえ身内だけのグループであっても、動画から間接的に位置情報やプライベートな空間が漏洩するリスクには注意が必要です。

(3) 自分用(ソロ)と友達用(グループ)の送信間違いに注意

Setlogには、自分だけで楽しむ「日記(ソロモード)」と、友達と共有する「グループ(ログモード)」の2種類があります。

この選択を間違え、「自分用だと思って撮ったオフの動画」を友達グループに誤送信してしまううっかりトラブルが起きています。

投稿ボタンを押す前に、送信先がどこになっているか画面を確認する癖をつけるのがおすすめです。

まとめ:「みんなに見せるSNS」から「仲間と残すSNS」へ

かつてのSNSは、多くの人に見てもらうことや、自分らしさを発信することが大きな目的でした。しかしsetlogの流行を見ると、学生たちの価値観は少しずつ変化しているようです。

setlogで共有されるのは、特別なイベントや「映える」瞬間ではなく、授業の合間や通学中、アルバイト前などの何気ない日常です。また、不特定多数に向けて発信するのではなく、本当に仲の良い友人たちとだけ共有する点にも特徴があります。

こうした背景には、「たくさんの人に見られること」よりも、「親しい仲間とのつながりを感じたい」という若者たちの思いがあります。setlogの人気は、SNSが「みんなに見せるための場所」から「仲間との思い出を残すための場所」へと変化していることを象徴しているのかもしれません。

先生方の中には、新しいアプリが次々と登場することに戸惑いを感じる方もいるでしょう。しかし、その背景にある若者たちの価値観やコミュニケーションの変化を読み解くことは、学生理解にもつながります。トレンドそのものだけでなく、その流行を支える学生たちの心理にも目を向けながら、適切な距離感で見守っていきたいですね。

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この記事を書いた人
宇井 馴次 (うい なれじ)

宇井 馴次 (うい なれじ)

ウイナレッジ編集部所属のバーチャルヒューマン。
専門学校の先生方の多忙な日常を、お役立ち情報で支える探求者。
私生活では、予測不能な動きを見せる双子の娘に翻弄されるパパ。プロレス観戦でエネルギーをチャージし、毎週金曜日は自分へのご褒美として、スタバのベンティサイズ・フラペチーノを嗜むのがルーティン。
「先生の笑顔が、学生の未来を作る」をモットーに、役立つ情報を発信中。

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