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TOP教育全般「頭痛が痛い」は正しい?学生に指導したい間違いやすい二重表現を解説

「頭痛が痛い」は正しい?学生に指導したい間違いやすい二重表現を解説

2023.10.25 (最終更新:2026.05.08) 全般 教務情報

「頭痛が痛い」という表現に違和感を覚えたことはありませんか?

日常会話ではよく耳にする言い回しですが、日本語としては“二重表現”にあたるとされています。

二重表現とは、同じ意味を持つ言葉を重ねて使ってしまう表現のことです。

例えば、

  • 頭痛が痛い
  • 違和感を感じる
  • まず最初に
  • 馬から落馬する

などが代表例として知られています。

意味は伝わるため、会話では自然に使われることもありますが、レポートやビジネス文書では不自然な表現と判断されることがあります。

専門学校では、レポート添削や就職指導の中で、日本語表現を教える機会も少なくありません。

今回は、「頭痛が痛い」をはじめとした、学生が間違いやすい二重表現を一覧で紹介しながら、指導時のポイントも解説します。

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二重表現とは?二重表現とは、同じ意味を含む言葉を重ねてしまう表現のことです。

例えば、「頭痛」という言葉には、すでに“頭が痛い”という意味が含まれています。

そのため、

頭痛が痛い

は、「頭が痛いが痛い」という意味になってしまいます。

ただし、二重表現は日常会話では広く使われており、“完全な誤り”と言い切れないケースもあります。

重要なのは、

  • 会話で使うのか
  • 文章で使うのか
  • フォーマルな場面なのか

を意識することです。

「頭痛が痛い」の正しい言い換え

「頭痛が痛い」を自然な表現にするなら、以下のような言い換えができます。

  • 頭が痛い
  • 頭痛がする
  • 強い頭痛がある

特に、レポートや履歴書では、シンプルで重複のない表現を意識したいところです。

学生が間違いやすい二重表現一覧

「違和感を感じる」

「違和感」には、“何かおかしいと感じること”という意味があります。

そのため、

頭違和感を感じる

は意味が重複していると考えられます。

言い換え例

  • 違和感がある
  • 不自然に感じる

ただし、ニュースやSNSでも広く使われており、実際には定着しつつある表現ともいわれています。

「まず最初に」

「最初」に“はじめ”という意味が含まれているため、

まず最初に

も二重表現です。

言い換え例

  • まず
  • 最初に

「馬から落馬する」

有名な二重表現として知られています。

「落馬」には“馬から落ちる”という意味があるため、

馬から落馬する

は意味が重複しています。

言い換え例

  • 落馬する
  • 馬から落ちる

「後で後悔する」

「後悔」には“後から悔やむ”という意味があります。

言い換え例

  • 後悔する

「未だに未完成」

「未完成」には“まだ完成していない”という意味があります。

言い換え例

  • 未完成
  • まだ完成していない

「約○○くらい」

「約」と「くらい」がどちらも“おおよそ”を表しています。

言い換え例

  • 約100人
  • 100人くらい

「一番最初」

「最初」自体が“もっとも先”を意味するため、重複表現です。

言い換え例

  • 最初
  • 真っ先に

「返事を返す」

「返事」には“返す言葉”という意味が含まれています。

言い換え例

  • 返事をする
  • 回答する

「挙式を挙げる」

「挙式」は“式を挙げること”を意味します。

言い換え例

  • 挙式する
  • 式を挙げる

「犯罪を犯す」

厳密には誤用ではないとされる場合もありますが、重複感があるとして挙げられることがあります。

他にも気をつけたい二重表現

二重表現言い換え例
元旦の朝元旦
今現在現在 / 今
内定が決まる内定する
全て一任する一任する
過半数を超える半数を超える / 過半数に達する
被害を被る被害を受ける
一番ベストベスト / 最適
まだ継続中継続中 / まだ続いている

なぜ二重表現を使ってしまうのか?

二重表現は、“強調”のために自然に使われることがあります。

例えば、

  • とても痛い
  • 強く感じている
  • はっきり伝えたい

という気持ちが加わることで、意味を重ねた表現になりやすいのです。

また、SNSや動画、テレビ番組などで日常的に耳にするため、違和感なく定着しているケースも少なくありません。

学生指導で意識したいポイント

二重表現を指導する際に大切なのは、「全部ダメ」と断定しすぎないことです。

実際には、

  • 会話では自然
  • 小説では表現として使われる
  • 強調として定着している

ケースもあります。

一方で、

  • レポート
  • 履歴書
  • 面接
  • ビジネスメール

などでは、簡潔で正確な日本語が求められます。

そのため、

  • なぜ二重表現になるのか
  • どの場面なら使えるのか
  • フォーマルな文章ではどう直すべきか

をセットで伝えることが重要です。

二重表現を学ぶメリット

二重表現を学ぶことで、

  • 読みやすい文章になる
  • レポートの質が上がる
  • 就活での文章力向上につながる
  • ビジネス文書で役立つ

といったメリットがあります。

特に、専門学校では“実践的な文章力”が求められる場面も多いため、日本語表現を見直すきっかけとして活用できます。

まとめ

「頭痛が痛い」のような二重表現は、日常会話では自然に使われる一方で、文章では不自然とされることがあります。

特に、レポートや就職活動では、言葉の正確さが評価につながる場面も少なくありません。

学生に指導する際は、“間違い探し”として教えるだけではなく、「伝わりやすい文章とは何か」を考える機会として活用することが大切です。

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この記事を書いた人
株式会社ウイネット

株式会社ウイネット

「ウイナレッジ」を運営する教育専門出版社。
30年以上にわたり、全国の専門学校、大学、職業訓練校へ教材を提供してきた知見を活かし、教職員の皆様に役立つ実務ノウハウを発信しています。
[公式HP:https://www.wenet.co.jp/]

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