「コミュニケーション」とは、2人以上の人間同士が意思や感情、情報などを相手に正しく伝え、相手から誤りなく受け取り、共有することです。インターネット上でのやり取りが当たり前になった現代だからこそ、対面でのコミュニケーションが重要。また、学生にとっては日常の授業や就職活動にもコミュニケーション力が大きな影響を及ぼします。
コミュニケーションの中でもとくに「話し方」は、他者から自分への評価を左右しやすいポイントです。今回は、「聞き取りやすく、正確に伝わるように話す」力を高めるためのコツをご紹介します。
※本記事の内容は書籍「自分を大きく見せる話し方 コミュニケーション技法」(ウイネット)の一部を再編集したものです。
目次
こんな話し方、していませんか?
「話すことなんか誰でもできるだろう」と思っていませんか?
実はこれは大間違い。話し方にはきちんとしたロジックやテクニックがあります。どれほど慎重に言葉を選ぼうとも、どれほど興味深い内容であろうと、相手に思いどおりに伝わるとは限りません。
まずは、「こんな話し方をしていないか?」と振り返ってみましょう。
①聞き取りにくい
話し方にメリハリがなく、モゴモゴとした話し方です。「今、何て言ったの?」と聞き返されることも多く、相手をイライラさせてしまいがち。
②声が小さい
声が小さいと、そもそも相手に届きません。自信のなさも伝わってしまいます。
③一方的に話す
聞き手が理解しているかはお構いなしに、自分の言いたいことを自分のペースで話してしまうのもよくありません。
④結論がわかりにくい
「結局、何が言いたいの?」と突っ込まれてしまうような話し方です。話がまとまりに欠けていたり、語尾が不明瞭だったりすると、意味が伝わりにくくなります。
⑤言葉ぐせがある
「あの〜」「え〜」などの言葉ぐせが目立つと、聞き手に不快感を与えてしまいかねません。本人は気づいていないことも多いです。
大きく通る声で、はっきり・ハキハキ話そう!
話し方と一口に言っても、日常の世間話からテレビ番組出演者のトーク、報道番組でアナウンサーが読むニュースまで、広い範囲にわたります。もちろん、話し方も個性ですからさまざまなタイプがあっていいのですが、人とのコミュニケーション力を身に付けるために目指したいのは、「相手にきちんと伝わる」話し方です。
わかりやすい話し方をするためには、次のようなコツがあります。
- 大きな声で元気良く
- ハッキリと明瞭に
- ハキハキと歯切れ良く
- 適度なスピードで
- 上手に間を使う
- 言葉ぐせをなくす
- アクセントやイントネーションに注意
話し方のコツを身につけるには、毎日少しずつトレーニングすることが大切です。学校でも学生の普段の話し方に気を配り、日ごろから指導していくようにしましょう。
また、正しい発声や発音も伝わりやすい話し方には重要な要素です。これらを含むコミュニケーションに関するテクニックを掲載した、こちらの書籍もぜひご活用ください。
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