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TOP教育全般ノートを取るメリットとは?取り方のポイントやNG例を解説

ノートを取るメリットとは?取り方のポイントやNG例を解説

2025.05.09 全般 教務情報

学生のノートの取り方は人それぞれです。板書をそのまま書き写す人もいれば、授業内容を自分なりにまとめながら取る人もいるでしょう。

一方で、ノートを全く取らない学生もいます。理由としては「授業中は聞くことに集中しているから」、「必要なことは教科書にメモするだけで十分だから」などがあるようです。

本記事では、ノートを取るメリットや基本を解説します。ぜひ学生へのご指導にお役立てください。

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ノートを取る3つのメリット

ノートを取る効果は大きく分けて3つあります。

  1. 情報を思い出しやすくなり、記憶の定着につながる
  2. 情報を整理できる
  3. 情報を使う(アウトプットする)準備が整う

順番に解説します。

1.情報を思い出しやすくなり、記憶の定着につながる

授業で聞いた内容をノートに書いておくことで、復習するときに読み返すことができ、思い出しやすくなります。そのままではすぐに忘れてしまう情報も、読み返すことによって記憶の定着につながります。

情報を記録するだけであれば、スマートフォンで写真を撮る方法もありますが、手を動かして書くことで記憶に残りやすくなります。

2.情報を整理できる

ノートを書くことで情報を整理できます。板書の内容を書き写すときに、意味を理解しながら書いたり、自分なりに要点をまとめながら書いたりすると、さらに情報を整理しやすくなるでしょう。

3.情報を使う(アウトプットする)準備が整う

ノートを書く(インプットする)ことで、それを使う(アウトプットする)準備が整います。書いた情報が記憶として定着していれば、必要なときにすぐに使うことができます。

「覚えた知識を使って試験問題を解く」、「情報を使って実生活で適切に判断する」などといった場面で、すぐに情報が取り出せるとよいですよね。

ノートを取ることにはこれらの効果があり、上手に活用すれば学習の質を向上させることができます。

ノートの取り方!3つの基本

どの教科のノートにも当てはまる3つの基本を紹介します。

  1. 読みやすく書く
  2. 重要ポイントが目立つように書く
  3. 情報を整理して書く

それぞれの目的とポイントを解説します。

1.読みやすく書く

復習や試験対策などであとから読み返したときに、内容を理解しやすくするために、自分が読みやすい字でノートを書きましょう。

あとから追記ができるよう、適度な余白を残すことも忘れずに。

2.重要ポイントが目立つように書く

重要なポイントを見つけやすくし、アウトプットしやすくするためには目立たせることも重要です。

記号や図形を使ったり、文字の色を変えたり、蛍光マーカーを引いたりして重要ポイントが目立つように工夫をしましょう。

その際に、事前にルールを決めておくと、より見やすいノートになりますよ。

3.情報を整理して書く

情報同士の関係性を理解しやすくするために、整理して書くことを意識しましょう。

例えば

  • 箇条書きで内容を簡潔にする
  • 複数の情報の関係性を理解して、階層化する
  • 図表を活用する

というように整理できると、非常にわかりやすいノートになります。

ノートのレイアウト例(コーネル式レイアウト)

ノートのレイアウトを工夫することで、効率的にノートを書くことができます。一例として、コーネル式レイアウトをご紹介します。

  • 主要領域:メインのノートを取る領域
  • 左マージン:キーワードやサマリーを書くためのスペース
  • 下マージン:要約やメモ、疑問点を書き込む領域

科目ごとに使いやすいレイアウトを考えてみましょう。

NG!やってはいけないノートの取り方

ここではノートの取り方について、ありがちなNG例を4つ紹介します。

  1. 同じノートを複数の教科で使う
  2. 先生の板書をそのまま書き写すだけ
  3. 書き込み過ぎる
  4. 時間をかけ過ぎる

学生がNGな取り方をしていないか、チェックしてみましょう。

1.同じノートを複数の教科で使う

同じノートに複数の教科の内容を書き込むと、必要な情報を見つけにくくなります。また、関連する情報が分断されてしまうことがあります。

2.先生の板書をそのまま書き写すだけ

ノートをただ機械的に書き写すだけでは、記憶に定着しにくくなります。自分の言葉で要点をまとめることが大切です。

3.書き込み過ぎる

ページをぎっしり埋めると、何が書いてあるのか見分けにくくなり、あとからの追記も難しくなります。ある程度、余白を残して書きましょう。

4.時間をかけ過ぎる

文字や図を丁寧に書き過ぎたり、ペンを何度も持ち替えたりすると、授業の進行に追いつけなくなることがあります。時間をかけ過ぎないように、適度なスピードでノートを取りましょう。

ノートと筆記用具の選び方のポイント

学生自身に合ったノートや筆記用具を使うのも大切です。書きやすく、楽しくノートが取れるものが見つかるといいですね。

ノートを選ぶときのポイント

罫線の幅A罫、B罫、C罫
紙質サラサラ書ける、しっかり書ける
罫線のみ、方眼状、ドット(点)入りの罫線
紙の色白のほか、黄、ピンク、緑、青などの淡色

筆記用具を選ぶときのポイント

種類消せる(シャープペンシル、フリクションペン)
消せない(ボールペン)
筆圧自分の筆圧に合ったペン先、書きやすいグリップ
太さ好みの太さ、文字の大きさに合った太さ
基本色黒、赤、青が基本
マーカーの色黄、ピンク、緑、青など。淡い色もある

文房具もどんどん進化しているので、息抜きがてらお店の文房具コーナをチェックするのも楽しいですよ!

関連記事: 最新のおすすめ文房具10選!選び方のポイントも紹介

まとめ

本記事ではノートを取るメリットや取り方のポイントを解説しました。手を動かしてノートを取ることで、より学習内容が記憶に定着しやすくなります。

ぜひノートを取るメリットを学生にも伝え、学習の質を向上させてくださいね。

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