
最近、Z世代を中心に話題となっている「グリークヨーグルト」。専門店もオープンしているようですが「普通のヨーグルトと何が違うの?」と思うかもしれません。
そこで本記事では、グリークヨーグルトの基礎知識から人気の理由、自宅で簡単に作る方法を詳しく解説します。アレンジレシピも3つ紹介するので、毎日の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
目次
グリークヨーグルトとは?通常のヨーグルトやギリシャヨーグルトとの違い

コンビニやスーパーでも見かけるようになったグリークヨーグルト。ここでは基礎知識と、ほかのヨーグルトとの違いについて解説します。
- ギリシャ発祥のヨーグルト
- 一般的のヨーグルトとの違い
- ギリシャヨーグルトとの違い
それぞれ見ていきましょう。
ギリシャ発祥のヨーグルト
グリークヨーグルトは、伝統的なギリシャのヨーグルトです。その歴史は深く、古代ギリシャ時代から2000年以上の歴史を持つとされています。当時は保存食としての役割も果たしており、地中海地方の暑い気候のなかでも長持ちする貴重なタンパク源でした。なめらかでクリーミーな食感が特徴です。
なお、日本では牛乳で作られることが多いですが、ギリシャでは山羊や羊の乳で作るのが一般的のようです。
一般的なヨーグルトとの違い
ほかのヨーグルトとの大きな違いは、製造工程にあります。一般的なヨーグルトは、牛乳に乳酸菌を加えて発酵させることで作られ、みずみずしくなめらかな食感が特徴です。
一方グリークヨーグルトは、さらに水分を濾過する工程が加わります。水分が抜けてたんぱく質や脂肪分が凝縮されるため、食感もクリーミーで濃厚な仕上がりになるのが特徴です。
ギリシャヨーグルトとの違い
実は、呼び方が異なるだけでギリシャヨーグルトとの違いはありません。グリークヨーグルトとギリシャヨーグルトは、同じ工程で作られています。グリークとは「ギリシャ語」という意味です。なお、かつて日本では「水切りヨーグルト」として知られていました。
グリークヨーグルトという名称は、韓国で一般的に使われているようです。近年、韓国ではグリークヨーグルトにフルーツやハチミツがトッピングされている「グリークヨーグルトボウル」が人気を集めています。これがSNSで話題となり、日本にも浸透してきました。つまり名称の違いは、韓国のトレンドが影響した結果といえるかもしれません。
韓国で大人気のグリークヨーグルト専門店が日本初上陸!なんばでオープンした「レイジーヨーグルト」さんは、ヨーグルトのフレーバーやトッピングも色々選べてカスタマイズできるお店😍まったりとした濃厚なタイプのヨーグルトで腹持ちも良さそう。ドリンクバージョンも美味しかった pic.twitter.com/K1YlXyKd5A
— 大阪グルメひとり旅(りょーすたぐらむ) (@osakamesiryo) April 9, 2025
グリークヨーグルトが人気を集めている3つの理由
グリークヨーグルトが人気を集めている主な理由は、次の3つです。
- 美容や健康維持に役立つ
- 濃厚でクリーミーな味わいと食感
- 手軽に取り入れやすい
それぞれ解説します。
美容や健康維持に役立つ
グリークヨーグルトは、製造過程でホエイと呼ばれる液体成分が取り除かれるため、たんぱく質が100gあたり約7〜10gと豊富です。たんぱく質は筋肉や皮膚、髪などを形成する大切な栄養素であり、日常的に不足しがちな人も多いとされています。
「肌の調子が良くない気がする」「運動不足で筋肉が落ちてきたかも」と感じている先生の強い味方になってくれるでしょう。また、乳酸菌は腸内環境を整える働きがあり、便秘に悩む先生にもおすすめです。
濃厚でクリーミーな味わいと食感
濃厚でクリーミーな味わいと、食感も魅力の一つです。通常のヨーグルトよりも水分が少ないため、まるでチーズのような濃厚な舌触りを楽しめます。少量でも満足感を得やすいため、ダイエット中の先生にもおすすめです。
手軽に取り入れやすい
手軽さも、人気を後押ししているといえるでしょう。コンビニやスーパーでも購入できるため、いつものランチに手軽に取り入れられます。忙しい先生にとって、手間をかけずに栄養価の高い食品を摂取できることは大きなメリットではないでしょうか。
自宅でも簡単!グリークヨーグルトの作り方

美味しくて美容と健康にも良いグリークヨーグルトですが、実は自宅で簡単に作れます。ここでは、基本的な作り方を解説します。
材料と道具を用意する
グリークヨーグルトを作るにあたって、特別な材料と道具は必要ありません。以下を用意しましょう。
- プレーンヨーグルト
- ザル
- ボウル(ザルよりも小さめのもの)
- キッチンペーパー(清潔なガーゼでもOK)
プレーンヨーグルトは、無糖で生乳100%のタイプを選ぶのがおすすめです。無脂乳固形分が高いヨーグルトのほうが、より濃厚なグリークヨーグルトに仕上がりますよ。
作り方
グリークヨーグルトを作る手順は、以下のとおりです。
- ザルの下にボウルをセットする
- ザルに清潔な布またはキッチンペーパーを広げてヨーグルトを入れる
- 表面を覆うようにラップをかぶせて冷蔵庫へ
寝かせることで、ヨーグルト内部に含まれる水分が重力で少しずつ抜けていきます。ヨーグルトから出た水分(ホエイ)にも栄養が含まれており、レモン汁やオリーブオイルと合わせてドレッシングにしたり、野菜スープに入れたりとさまざまなレシピで使えるため、捨てないでおきましょう。
冷蔵庫に寝かせる時間
寝かせる時間によって、食感が変わります。短い時間だと水分が多めに残るため、ややトロッとした仕上がりに。6時間〜1晩置くと、クリームチーズのような硬さになります。たとえば朝食にグリークヨーグルトを食べたいと思ったら、前日に仕込んでおくのがおすすめです。
完成したグリークヨーグルトは、清潔な容器に移し替えて2〜3日で食べきるようにしましょう。
アレンジ無限大!グリークヨーグルトのおすすめレシピ3選

そのまま食べても美味しいですが、アレンジ次第でさまざまな楽しみ方ができます。おすすめのレシピを3つ紹介するので、ぜひ作ってみてくださいね。
- フルーツとグラノーラで大満足のグリークヨーグルトボウル
- グリークヨーグルトでヘルシーコールスロー
- グリークヨーグルトと生ハムのカナッペ
それぞれ作り方を解説します。
フルーツとグラノーラで大満足のグリークヨーグルトボウル
韓国で大人気のヨーグルトボウルです。グリークヨーグルトにバナナやイチゴ、ブルーベリーなど好みのフルーツをのせるだけ。ハチミツやグラノーラを入れるのもおすすめです。ヘルシーなのに大満足のスイーツに変身します。ダイエット中に甘いものが食べたいと感じたとき、作ってみてはいかがでしょうか。
グリークヨーグルトでヘルシーコールスロー
通常のコールスローサラダはマヨネーズを使いますが、代わりにグリークヨーグルトを使うことでヘルシーにできます。材料と作り方は、以下のとおりです。
材料
- キャベツ:250g
- ハム:2枚
- コーン:100g
ソースの材料
- グリークヨーグルト:80g
- 塩こしょう:少々
- 砂糖:小さじ1
- 酢:小さじ:1
作り方
- キャベツとハムを細切りにする
- キャベツは塩もみして水分を切る
- ボウルにソースの材料を入れて混ぜ合わせる
- キャベツ、ハム、コーンを入れて完成
ヘルシーなのに濃厚な仕上がりで、つい食べ過ぎてしまうかもしれません。オリーブオイルを加えると、よりコクのある仕上がりになります。仕上げにブラックペッパーをかけるのもおすすめです。
グリークヨーグルトと生ハムのカナッペ
グリークヨーグルトと生ハムを組み合わせれば、お酒と相性抜群のおつまみになります。材料と作り方は、以下のとおりです。
材料
- グリークヨーグルト
- バゲットまたはクラッカー
- 生ハム
- オリーブオイル
- ブラックペッパー
作り方
- バゲットの場合は薄く切る
- 切ったバゲットまたはクラッカーの上に生ハムとグリークヨーグルトをのせる
- 仕上げにオリーブオイルを垂らしてブラックペッパーを振って完成
生ハム以外に、アボカドやトマトをのせるのもおすすめです。ちょっとしたホームパーティーのメニューにもぴったりですよ。
まとめ
濃厚でクリーミーな食感が特徴のグリークヨーグルト。そのままでも美味しいですが、アレンジ次第で多くの楽しみ方ができます。栄養面でも優れており、朝食や軽食など日常に取り入れたい食材です。ぜひ、自分好みのアレンジを見つけてみてくださいね。
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鶴巻 健太
新潟在住のSEOディレクターで「新潟SEO情報局」というサイトを運営中
ウイナレッジのコンテンツ編集を担当
朝は農業を楽しみ、昼はスタバのコーヒーと共にパソコンに向かうのが日課