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TOP教育全般内定を勝ち取るために!自分をアピールする「志望動機」の作り方

内定を勝ち取るために!自分をアピールする「志望動機」の作り方

2024.02.16 全般 教務情報

企業から内定を勝ち取ることができるかどうかは、丹念な自己分析と入念な企業研究に裏付けされた自己PRと志望動機で決まると言っても過言ではありません。

特に、近年の採用では志望動機を重視する姿勢が強くなっています。今回は志望動機とは何かを正しく理解し、仕上げていく方法についてまとめていきます。

※本記事の内容は書籍「勝つための就職ガイドSUCCESS」(ウイネット)の一部を再編集したものです。

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志望動機とは?

志望動機は、「自己PR」と「企業研究」から成り立ちます。

安易に企業を選んで、その後もっともらしい志望動機を考えてはいけません。自分の志望に合った企業を選ぶことが本来の姿です。自己PRから「将来やりたいこと」「将来もできること」を発見し、企業研究で実現できる会社を探し、そのプロセスや思い、意欲を志望動機にまとめます。すなわち、「会社に入って私はこれをやりたい」「私ならこの仕事をこのようにやります」のように、自己分析から出た自分の目標や強みをアピールするのが志望動機です。

志望動機の基本的な考え方

志望動機は、主に3つのポイントに気を付けて考えましょう。

  1. (将来の夢実現に向けて)「やりたいこと」or「できること」
  2. その業界(会社)に興味を持ったきっかけ(業界・企業研究など)
  3. 志望の決意・意欲を示す

必ず自己分析を基にしているか、自己PRと関連しているかをチェックします。また、文例集のマネは失敗のもとです。自分の言葉で自分の考えを伝える志望動機を作成していくのが大切です。面接ではありきたりな表現で留まっていると、本当にそう思っているのか確認するために深く質問をされます。上図の手順を踏まえていれば掘り下げた質問をされても対応できる可能性は高いですが、自分にしかできない回答が必ずあるはずです。真剣に考えましょう。

志望動機を作成する流れ

考え方の基本が分かったら、次は以下の流れで実際に作成していきましょう。

Step1.構成を考える

志望動機に決まった形式はありません。まずは、基本の形式で構成を考えてみましょう。基本の構成要素は、次の(1)+(2)+(3)です。これらを一つにまとめると、志望動機のベースができあがります。ここでは、総合職系と事務職系を例に挙げて説明していきます。

■総合職系(専門職、営業・販売職など)の場合

(1)自分の夢・目標を示す
  • 仕事を通じて実現したい自分の夢や目標を示す
  • その理由、仕事として「やりたいこと」「できること」を述べる
    ※学校で習得した専門性や資格と関連させることが基本
(2)就きたい仕事、やりたい仕事を具体的に示す
  • 夢や目標を実現する“手段”として、就きたい仕事の具体的職種を示す
  • なぜ、その仕事をしたいのか、自分の強みの発揮やその仕事の適性、業界・職種研究成果などを交えて説明する
    (インターンシップ体験、説明会での情報収集成果などを交えても可)
(3)なぜこの会社なのか、選社理由を加える
  • (1)(2)で述べたことを前提に、「なぜこの会社か」「なぜこの会社で夢・目標が実現できると思ったか」について会社研究を基に具体的に述べる
  • 「どうしても働きたい」という強い意思・熱意を伝える

■事務職系の場合

(1)事務職として発揮できるスキル、能力を示す
  • 自分の能力、性格などの中で、事務職として発揮できる部分(計画性、粘り強さ、几帳面さ、正確性、迅速性など)を(自己PRと連動させて)示す
    ※学校で習得した専門性や資格と関連させることも効果的
(2)スタッフとして発揮できる対人面での能力を示す
  • 気配り、協調性、フォロワーシップなどの長所を(自己PRと連動させて)示す
(3)なぜこの会社なのか、選社理由を加える
  • (1)(2) で述べたことを前提に、「なぜこの会社か」について会社研究を基に具体的に述べる
  • 「どうしても働きたい」という強い意思・熱意を伝える

(1)(2)いずれかが自己PR と連動していることが理想です。ただし、その能力があるかどうかは、面接の質問等で確認してきます。

Step2.構成を基に2種類書いてみる

構成要素が確認できたら、志望動機を作成してみましょう。このとき、200字程度版と400字程度版の2種類書くことをおすすめします。2度書くことによって間違いを発見できるだけでなく、もっといい表現はないかと考えるきっかけになります。

書き終わったら、必ず自己PRとの関連性が正しいか確認すること。ここで矛盾があると、面接本番で困惑してしまいます。また、他者評価をしてもらいましょう。友人・家族・先生と、できるだけ多くの人からフィードバックをもらうとよいです

以下のようなワークシートを使って、文章を整理していくのがおすすめです。

▼ 総合職系の志望動機作成ワークシート

▼ 事務職系の志望動機作成ワークシート

まとめ

いかがでしたか。今回は志望動機とは何かを正しく理解し、仕上げていく方法についてまとめました。学生にとっても、企業にとっても良い就職活動ができるように、本記事が参考になれば幸いです。

書籍「勝つための就職ガイドSUCCESS」では、自己分析から情報収集、企業訪問、就職試験まで、流れに沿ってじっくりサポートしています。見せかけのテクニックや模範回答の丸暗記に陥ることなく、自ら考え行動する学生を育成するためのノウハウと情報が満載です。就職活動のサポートにお役立てください。

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