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Office 2024の発売日はいつ?Office 2021とMicrosoft 365の違いも解説

2022.12.16 (最終更新:2024.04.04) その他 教務情報

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永続ライセンスのOffice 2021が2021年10月5日に発売されましたね。近年はサブスクリプションモデルの「Microsoft 365(旧Office 365)」が主力でしたが、買い切り型も根強い需要があるようです。

色々な事情から、サブスクリプションモデルやクラウドベースに移行できない学校や企業の方は、ホッとされているかもしれません。

さて、Office 2021の次にOffice 2024が発売されるか、気になる先生も多いのではないでしょうか。今回はOffice 2019とOffice 2021の発売スケジュールを振り返り、Office 2024が発売されるかを予想してみました。

併せて、買い切り型とサブスクリプション型で迷っている学校向けに、違いやメリットも解説するので参考にしてください。

※現在、「Office 365」は「Microsoft 365」に統合され、内包プランの1つになっています。なお、大企業や教育機関向けのプランでは従来どおり「Office 365」のままです。

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Office 2024は発売されるのか?

Office 2024についてリサーチしたところ、2024年の後半に発売されることがわかりました。2024年3月15日(米国時間)に、米Microsoftが提供開始する旨を発表しています。

近年、発売されたバージョンを確認すると「2007→2010→2013→2016→2019」と、3年ごとのリリースとなっていました。この流れから、Office 2022が発売されるのではという声もありましたが、実際に発売されたのはOffice 2021。

発売サイクルが3年から2年に変わったことで、次はOffice 2023がリリースされるのではという予想もありました。しかし今回、Office 2021のリリースから3年経った2024年に新バージョンが誕生。具体的な機能は、公式サイトの発表を待ちましょう。

発売価格は推定いくら?

もし発売されるとしたら、気になるのが価格ですよね。過去3バージョンの価格は以下のとおりです。

バージョン価格(税込)
Microsoft Office Personal 201632,780円
Microsoft Office Personal 201932,184円
Microsoft Office Personal 202132,784円
参考:Microsoft

なおOffice 2021の現在の価格は37,700円(税込)で、Office 2024は価格を据え置いてリリースされる予定だそうです。

Office 2019とOffice 2021はいつ発売された?

ここでOffice 2019とOffice 2021のスケジュールを振り返ってみましょう。次に出るOfficeが同じスケジュールとは限りませんので、あくまでも目安としてお読みください。

Office 2019の発売スケジュールとサポート期限

2017年9月Igniteでリリース告知
2018年4月プレビュー版リリース
2018年9月ボリュームライセンス版リリース
2018年10月米国で個人向け版リリース
2019年1月日本で個人向け版リリース

Office 2019の発売スケジュールと、サポート期限について解説します。

2017年9月のIgniteでリリース告知「2018年下半期予定」

Office 2019のリリースが最初に告知されたのは、2017年9月に行われたMicrosoftのイベント「Ignite」でのことです。この時点で「2018年下半期を予定」とされていました。

その後、製品のリリースに先立って2018年4月にプレビュー版(Office 2019 Commercial Preview)がリリースされました。

2018年9月 ボリュームライセンス版リリース

当初の予定どおり、2018年9月にボリュームライセンス版のOffice 2019がリリースされました。

[Microsoft]Windows および Mac 向け Office 2019 の提供開始

買い切り版Officeのリリース時は、個人向け版よりもボリュームライセンス版が先にリリースされることが多いように思います。

この時点で個人向け版については米国等で数週間以内、中国・インド・日本では数か月以内にリリースするとのアナウンスでした。実際に個人向け版がリリースされたのがいつだったのか、正確な日付は社内に記録がありませんでしたが、おそらくは10月に入ってすぐだったと思います。

2019年1月 日本で個人向け版リリース

年が明けて2019年1月、米国等でのリリースから3.5か月ほど遅れて日本でも個人向け版がリリースされました。ボリュームライセンス版のリリースから数えると4.5か月ほどです。

[Microsoft]2019 年 1 月 22 日(日本時間)より、家庭向け Microsoft Office 2019 の販売を開始します!2019年1月15日

振り返ってみると、予告どおりのリリーススケジュールでした。Office 2019がリリースされると告知されたのが2017年9月。しかし、実際に入手できたのは2019年になってからです。日本の個人利用者にとっては、少し待った感じがあったかもしれませんね。

Office 2019のサポート期限

Officeにはサポート期限があります。Office 2019のサポート期限は次のとおりです。

メインストリーム サポート2023年10月10日
延長サポート2025年10月14日
参考:Microsoft

この期間を過ぎてしまうと仕様変更や新機能のリクエスト、無償サポートやセキュリティの更新プログラムなど、Microsoftが提供するすべてのサポートが受けられなくなります。サポート期限を迎える前に、新しいバージョンのOfficeを準備しておきましょう。

Office 2021の発売スケジュールとサポート期限

次にOffice 2021の発売スケジュールと、サポート期限を見ていきましょう。

2021年2月Microsoft公式ホームページにてリリース告知
2021年4月プレビュー版リリース
2021年9月Microsoft公式ホームページにて発売日発表
2021年10月全世界同時リリース

2021年2月にリリース告知

2021年2月、Microsoftの公式ホームページにてOffice 2021リリースが発表されました。この時点で具体的な発売日は公開されず、2021年度中にリリース予定と発表するに留まっています。

近日開始予定の Microsoft Office LTSC 商用プレビューについて

2021年4月にはWindows向けLTSC版「Microsoft Office」と、Mac向け「Microsoft Office 2021」の商用プレビューが開始されました。

2021年10月に全世界同時発売

2021年9月、公式ホームページ上にて発売日が発表されました。発売日は2021年10月5日。Office 2019は日本より先に米国で一般公開されましたが、Office 2021は全世界同時公開となりました。

Office 2019に比べ、Word・Excel・PowerPointそれぞれに新機能が追加されている他、OneNoteという新しいアプリも追加されています。詳しい新機能は公式サイトをご確認ください。

Office 2021のサポート期限

Office 2021にもサポート期限がありますが、Office 2019と違いがあるので注意しましょう。

メインストリーム サポート2026年10月13日
延長サポートなし
参考:Microsoft

従来はメインストリームサポート終了後も、追加で延長サポートが設定されていました。しかし、2021年の場合は延長サポートがありません。メインストリームサポートの期限をもって、すべてのサポートが終了になります。

Office 2021とMicrosoft 365は買うならどちら?

Microsoft Officeには、永続ライセンス版と年額課金版の2種類があります。導入するにあたって、どちらを購入するか迷っている先生も多いのではないでしょうか。ここでは、それぞれの特徴と選び方のポイントを解説します。購入する際の参考にしてください。

Office 2021の特徴

Office 2021は買い切り型です。そのため、一度購入すれば追加費用が発生しません。長く使いたい場合は、買い切り型のほうがお得でしょう。またインターネット接続が不要なので、場所を選ばず作業できるのもメリットです。

最初からパソコンにプリインストールされているケースもあり、その場合はすぐに使い始められますよ。新たにパソコンの購入を検討している場合は、Office 2021がインストールされているか確認するとよいでしょう。

一方で、買い切り型ならではのデメリットもあります。たとえば、購入後に新しい機能が追加されても使えません。年額課金版のようにアップデートができないからです。

また、サポート期限も発売から5年と決められています。期限終了後も使えますが、セキュリティ面でリスクがあるため推奨されていません。

Microsoft 365の特徴

Microsoft 365は年額課金型、いわゆるサブスクリプション型です。最初に大きな金額を支払う必要はなく、月額または年額で使用料を支払います。Microsoft 365 Personalの場合、価格は月額1,490円(税込)、年額の場合は14,900円(税込)です。
※価格は2023年12月時点

契約中は常に最新バージョンを使うことができ、すべてのサポートも受けられます。不明点をすぐ問い合わせできる環境は心強いといえるでしょう。セキュリティ面のトラブルが発生しても、修正版がリリースされるため安心です。

ただし、デメリットもあります。Microsoft 365は、インターネットへの接続が必須です。未接続でもWordやExcelなどのアプリは使用できますが、TeamsやOneDriveはインターネットに接続しないと使えません。

また30日ごとにライセンス認証が必要です。認証のタイミングでインターネットに接続されていないと、認証失敗で使用に支障が出る恐れがあります。

選ぶ際のポイント

異なる特徴を持つOffice 2021とMicrosoft 365。どちらを導入するか迷った場合は、コスト面と性能面のどちらを重視するかで考えるとよいでしょう。詳しく解説します。

最新機能不要・長く使うならOffice 2021

最新機能が不要で長く使いたいなら、買い切り型のOffice 2021がおすすめです。Microsoft 365を年間契約して3年使った場合は、38,952円(税込)かかります。一方、買い切り型は追加費用が発生しないため、3年使っても5年使っても費用は32,784円(税込)です。

3年以上使う予定があるなら、Office 2021のほうが費用負担は少なく済むでしょう。

最新機能を使いたい・使用台数が多いならMicrosoft 365

最新機能をいち早く使いたい、使用台数が多いという場合はMicrosoft 365がよいでしょう。常に最新の状態で使えるため、新しい機能をすぐに試すことができますよ。

またOffice 2021は2台までしか同時使用できませんが、Microsoft 365は5台まで同時使用できます。使用する端末数にいたっては制限がないため、使用台数が多い場合はMicrosoft 365のほうがコストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。使用台数が多い、最新機能を使いたい場合はMicrosoft 365がおすすめです。

MOSとサーティファイの試験対応状況は?

Microsoft Office製品の活用スキルを証明するMOSとサーティファイ。受験する学生も多いため、Office 2021に対応されているのか気になる先生も多いでしょう。ここでは2023年2月時点での対応状況を解説します。

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)の対応状況

2020年4月に「Excel 365&2019」の一般レベル(アソシエイト)試験が開始され、その後、順番に他の科目も始まりました。MOS公式ホームページの「ニュース」ページを元にまとめた開始スケジュールは以下のとおりです。

2020年4月Excel 365&2019 一般レベル(アソシエイト)開始
2020年5月Word 365&2019 一般レベル(アソシエイト)開始
2020年9月PowerPoint 365&2019 一般レベル(アソシエイト)開始
2020年11月Word 365&2019 上級レベル(エキスパート)開始
Excel 365&2019 上級レベル(エキスパート)開始
2020年12月Access 365&2019 上級レベル(エキスパート)開始

Office発売から1年後くらいに対応試験が始まるケースが多いようですが、2023年2月現在でOffice 2021に対応した試験の発表はありません。情報が発表され次第、随時更新していきます。

サーティファイの対応状況

2019年10月Word(1〜3級)開始
Excel(1〜3級)開始
Access(1〜3級)開始
PowerPoint(初級/上級)開始

サーティファイの場合、Office 2019対応試験は全試験全級種(Word・Excel・Accessの1〜3級、PowerPointの初級/上級)そろって2019年10月に開始しています。

Office 2021対応試験についてですが、WordとExcelは2022年8月に3級、9月に1・2級が開始しています。PowerPoint、Accessは、2023年1月頃に全級の開始を予定しているとの情報が入っています。ただし、現状は「随時試験」のみで「公開試験」の予定はないようです。このため、試験会場も限られています。MOS同様、新しい情報が入ったら追記していきます。

Office 2021クイックマスターシリーズが2022年12月に発売

当サイト「ウイナレッジ」を運営している株式会社ウイネットでは、「Microsoft Office クイックマスターシリーズ」という教材シリーズを発売しています。わかりやすいと評判のシリーズに、今回2021対応版が仲間入りしました。

2019対応版に続いてWord(基本編)・Excel(基本編)・PowerPointの3種類を発売しています。初心者でもスムーズに理解できるよう、操作手順や画面遷移を詳細に記載。Microsoft 365にも対応しているため、どちらを使っている先生にも頼りになる教材です。勉強のパートナーとして、ぜひご活用ください。

まとめ

定期的に発売されるOfficeシリーズ。2021年には、Office 2021が全世界同時に発売されました。次のOffice発売は2024年内とみて間違いないでしょう。

また、最近ではMicrosoft 365も人気です。どちらにもメリットとデメリットがあるため、使う環境に合ったほうを選びましょう。新しいOfficeの発売や試験対応状況については、随時更新していきます。

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