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TOP教育その他オンラインカジノの違法性とは?遊ぶリスクや若者がハマる3つの理由を解説

オンラインカジノの違法性とは?遊ぶリスクや若者がハマる3つの理由を解説

2024.10.11 その他 教務情報

海外では合法のオンラインカジノ。スマートフォン1台で手軽に参加できることから、日本でもハマる若者が急増しているようです。しかし賭博が禁止されている日本において、オンラインカジノをプレイして大丈夫なのかと疑問を持つ先生もいるのではないでしょうか。

本記事では、オンラインカジノの違法性や若者がハマる理由を解説します。対策についても触れているので、学生を守るためにもご一読ください。

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オンラインカジノとは?基本や違法性について解説

オンラインカジノは通常のカジノと、どのような違いがあるのでしょうか。オンラインカジノの基本や違法性を解説します。

  • Web上で遊べるカジノのこと
  • 日本でオンラインカジノの利用は違法
  • 支援団体が法改正を求めている

それぞれ見ていきましょう。

Web上で遊べるカジノのこと

オンラインカジノは、Webを通じてカジノゲームを楽しめるサービスです。ユーザーは、パソコンやスマートフォンからアクセスして各種ゲームをリアルタイムで楽しめます。場所を選ばずに遊べることが最大の特徴といえるでしょう。

またライブディーラーカジノでは、コンピューターではなく人間のディーラーがゲームを進行します。より本物のカジノに近い体験ができることから、人気が高まっているようです。

日本でオンラインカジノの利用は違法

日本は刑法で賭博行為を禁止しているため、オンラインカジノの利用は違法です。海外で合法的に運営されているオンラインカジノであっても、日本からアクセスしての利用は犯罪になります。

海外のオンラインカジノ利用に関して、政府が違法性を公式に言及したのは2013年のこと。しかし「海外では合法だから利用しても問題ない」という誤情報が拡散され、国内では200万人以上の利用者がいるとされています。なかには、違法だと知らずに参加している若者もいるようです。

支援団体が法改正を求めている

オンラインカジノの違法性や依存問題に対して、複数の支援団体や専門家が法改正を求めています。たとえばギャンブル依存者のサポート支援に取り組む「全国クレサラ・生活再建問題対策協議会」は、2024年5月2日にオンラインギャンブルの取り締まりに関する意見書を、国や全国の都道府県知事に提出しました。

またオンラインカジノの規制を訴えている「公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会」は、2024年8月6日に「オンラインカジノを規制する法改正又は特別法の立法を求める要望書」を政府へ提出しています。

オンラインカジノが広がる現状に対し今後、どのような法改正の動きが見られるか注目しましょう。

若者がオンラインカジノにハマる3つの理由

なぜ若者は、オンラインカジノにハマるのでしょうか。主な理由は3つ考えられます。

  • スマホで参加できる気軽さ
  • 大金を獲得できる可能性に期待している
  • インフルエンサーやSNSの影響を受けている

それぞれ解説します。

スマホで参加できる気軽さ

オンラインカジノは、スマートフォンから簡単にアクセスできます。特別な準備が不要なため、敷居が低く始めやすい点が若者の心を掴んだといえるでしょう。

また匿名性が高いため、周囲の目を気にせずにプレイできるという安心感も、利用を助長していると考えられます。

大金を獲得できる可能性に期待している

短期間で大金を獲得できる可能性への期待から、チャレンジする若者もいると考えられます。

経済的な不安や将来への不透明感が強まるなか「大金を手に入れて一生遊んで暮らす」という夢を叶える手段として捉えているのかもしれません。比較的少額の掛け金から始められる点も、若者にとって魅力といえるでしょう。

インフルエンサーやSNSの影響を受けている

インフルエンサーや、SNSも影響しているでしょう。近年はYouTubeやInstagram、TikTokなどのプラットフォーム上で、オンラインカジノに関する情報が発信されています。なかには、豪華なブランド品や海外旅行など贅沢な体験を、オンラインカジノと結び付けて紹介しているインフルエンサーも。

このような投稿は、若者に「自分もできるかもしれない」という期待感を抱かせる可能性があります。

オンラインカジノに手を出す3つのリスク

始めるハードルが低いオンラインカジノですが、手を出せば大きな代償を背負うリスクがあります。考えられる主なリスクは、次の3つです。

  • 賭博罪に問われるリスク
  • 多額の借金を抱えるリスク
  • ギャンブル依存症になるリスク

それぞれ解説します。

賭博罪に問われるリスク

海外のオンラインカジノに、日本からアクセスしてプレイするのは違法行為です。賭博罪に問われるリスクがあり、以下の罰則が科せられる可能性があります。

・賭博罪(刑法第185条)  賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料
・常習賭博罪(刑法第186条)常習として賭博をした者は、3年以下の懲役

引用:警察庁

実際に、オンラインカジノを利用したプレイヤーが賭博罪で検挙された事例もあり「知らなかった」では済まされません。「少しだけ」という軽い気持ちが、大きな問題に発展するリスクを理解しておく必要があります。

多額の借金を抱えるリスク

一攫千金の夢を持てる一方、短時間で大金を失うリスクもあります。最初は少額で楽しんでいたつもりでも、気付けば返済不可能なほど借金を抱えるケースも。オンラインカジノはクレジットカードや電子決済を使用しているため、金銭感覚が麻痺してしまい、どれだけの金額を失っているか自覚できないことも多いです。

なかには抱えた借金を返すため、闇バイトに手を出す若者もいます。闇バイトに関しては、以下の記事を参考にしてください。

関連記事: 学生を狙う闇バイトとは?見分け方や学校側ができることを解説

ギャンブル依存症になるリスク

オンラインカジノは24時間365日、プライバシーが保たれた環境で気軽に参加できます。このことから、実店舗型のカジノよりも依存症になる可能性が高いといわれています。

依存すると、1人で抜け出すことは難しいでしょう。「もう少しで勝てるかもしれない」「次は大当たりが出るはず」といった期待が強まり、ゲームから離れられなくなるのです。結果として日常生活に支障をきたし、精神的にも大きな負担を抱えることになります。

オンラインカジノから学生を守る2つの対策

オンラインカジノに興味を持つ若者が増えるなかで、自校の学生を守るための対策を講じる必要があります。ここでは、具体的な対策を2つ紹介します。

  • 違法性とリスクを正確に伝える
  • 保護者と連携する

それぞれ見ていきましょう。

違法性とリスクを正確に伝える

オンラインカジノの違法性やリスクについて、学生に正確な情報を伝えることが大切です。Web上に表示されている魅力的な広告や、SNSの楽しそうな発信を鵜呑みにしている学生もいますが、現実は大きなリスクが伴います。違法性をリアルに感じてもらえるよう、実際に検挙された例も併せて伝えるとよいでしょう。

保護者と連携する

オンラインカジノのリスクから守るには、学校や社会だけでなく家庭での取り組みも重要です。そのため、保護者との連携が不可欠といえるでしょう。保護者に対してもオンラインカジノの違法性やリスクについて正確な情報を提供し、家庭内で話し合いのきっかけを作ってもらうことが効果的です。

また学校と保護者間で定期的な情報交換の機会を設けたり、問題が発生した際の相談窓口を共有したりするのもよいでしょう。

まとめ

オンラインカジノの利用は、日本では違法です。手を出せば犯罪行為となり、賭博罪に問われることもあります。多額の借金や依存症など、将来に深刻な影響を及ぼす恐れもあるため、決して手を出してはいけません。学生に正しい情報を共有し、危険から守りましょう。

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この記事を書いた人
佐藤 なおか

佐藤 なおか

移住により新潟で活動するWebライター
趣味は飲み歩き(ビール好き)とドライブ

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