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TOPコラムワークエイヤって何?おじさんビジネス用語一覧!リスケなど若者が使う言葉も

エイヤって何?おじさんビジネス用語一覧!リスケなど若者が使う言葉も

2023.07.12 (最終更新:2023.12.07) ワーク コラム

職場の会話で時折聞こえてくる言葉。

「エイヤでやろうエイヤで!」
「あいみつもらっておいて〜」
「よしなに作って!」

実はこの会話、若者世代の学生や新入社員には意味が伝わっていない可能性が高いです。

使っている先生は要注意!その言葉、実は「おじさんビジネス用語」かもしれません…。

また、記事の後半では若者世代からの理解度も高い近年よく使われるビジネス用語も紹介します。ちょっとした休憩時間に、ぜひ読んでみてくださいね。

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おじさん(おっさん)ビジネス用語とは

ビジネスシーンにおいて、主におじさん世代(50代以上)が職場で使う言葉のことを指します。

毎年、新入社員が入社した4月から6月くらいにSNSで話題になることが多いです。今年も「#おっさんビジネス用語」がトレンド入りしました。

ちなみにとある広告代理店の調査によると、およそ43歳から「おじさん」なんだとか…。

【逆Z世代】若者に伝わらない!おじさん(おっさん)ビジネス用語7選!

さっそくおじさん世代で使われているビジネス用語を紹介します。多くの若者世代には伝わらない可能性も…!

  1. ツーカー
  2. あいみつ
  3. よしなに
  4. 全員野球
  5. 1丁目1番地
  6. エイヤ
  7. ロハ

それぞれ例文を交えて解説します。

1.ツーカー

ツーカーとは「お互いをよく知る気心が知れた2人の間柄」という意味で使われ、1対1の人間関係を表す言葉です。

「つうといえばかあ」を省略した言葉と言われていて、「〜つうことだ」と言った相手に対して「そうかあ」と答える流れが、「つうといえばかあ」→「ツーカー」になったというのが一般的な由来とされています。

類語としては「阿吽の呼吸」や「以心伝心」が挙げられます。

【使用例】
上司「取引先の社長とは小学校からの友達でツーカーの仲なんだよ」
部下「それはそれは!どうりで息がぴったりだと思いました!」

2.あいみつ

あいみつとは「相見積もり」を省略した言葉で、同じ条件で複数の企業や業者に見積もりを依頼することです。

「あいみつとっておいて〜」などと言われた場合は、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。

【使用例】
上司「メールであいみつ一覧を送っておいて」
部下「かしこまりました。依頼した3社分送っておきます。」

3.よしなに

よしなにとは「よろしく」「良いように」というような意味で使われる言葉で、古記事の「四信濃(よしな)」という言葉が由来とされています。

「よしなに」は敬語表現ではないため、「どうぞ、よしなにお願いいたします」というように丁寧表現に形を変えて使用する場面も多いです。

【使用例】
上司「会議の資料、よしなに作っておいて〜」
部下「はい!簡単にまとめておきます!」

4.全員野球(ぜんいんやきゅう)

全員野球とは「チーム全員が一丸となって取り組む」いう意味で使われる言葉で、ビジネスの場面で比喩表現として使用されています。

類語としては「一致団結」や「総力戦」が挙げられます。

この言葉を使う人は、かなり高い確率で野球好きの傾向があります。

【使用例】
上司「このプロジェクトには社運が懸かっている。全員野球で必ず成功させよう!」
部下「成功できるように全員で頑張ります!」

5.一丁目一番地(いっちょうめいちばんち)

一丁目一番地とは「最優先課題」「重要事項」という意味で使われる言葉です。

特定の地域を指しているわけではなく、「国会の演壇に最も近い席」のことを指していたとされ、そこから派生して上記の意味になったといわれています。

【使用例】
上司「このプロジェクトの一丁目一番地は何か言えるかね?」
部下「顧客の満足度向上です!」

6.エイヤ

エイヤは「だいたい」「ざっくりと」を表す言葉です。
と同時に「力技で」「思い切って」のような意味で使われる場合もあり、さらに「簡単に短時間で」という意味で使われる場面もあるため、前後の言葉や流れで理解する必要があります。

「エイヤ!」という感じであれば、「エイッ、ヤー!」という武道の気合い表現のため、「思い切って」「気合いで」といった意味と理解しておけばよいでしょう。

【使用例】
上司「明日エイヤ(だいたい)でいいから見積書作ってくれる?」
部下「明日は忙しいですが、頑張ります」
上司「大丈夫!大丈夫!君ならエイヤ(気合い)で乗り切れる!」

7.ロハ

ロハは「無料」という意味で使われます。
只(ただ)という漢字を分解するとカタカナの「ロ」と「ハ」になることから、ロハと言われるようになりました。

ロハは大正後期から昭和初期の若者によって生み出され、当時の若者流行語だったそうです。

【使用例】
上司「社員旅行は交通費と宿泊費はロハでそれ以外は自腹ね」
部下「私、不参加でお願いします」

現代の若者流行語はこちら

その他のおじさんビジネス用語と言われる言葉たち

上記で紹介したもの以外にもおじさんビジネス用語は多数存在してます。
10個ほどピックアップしたので簡単に紹介します。

用語意味
ガッチャンコ複数のものを合体させる
ガラガラポン仕切り直す・白紙に戻す
正直ベース実のところ・正直に申し上げると
テレコ互い違い
突貫工事一気に物事を進めること
寝技交渉・裏工作
ペライチ紙1枚だけの
鉛筆なめなめごまかす・丁寧に再検討する
空中戦口頭だけでの会議
いってこいプラスマイナスゼロ

これ以外にも多数存在しているようなので、興味のある人は調べてみてくださいね!

【Z世代】最近の若者がよく使うビジネス用語5選!

現代でも多くのビジネス用語が生まれています。ここでは一部を紹介します。「そういえば、こんな言葉最近聞いたな」「使ってる!」と感じる先生もいるのではないでしょうか。

  1. エビデンス
  2. リスケ
  3. アジェンダ
  4. コミット
  5. コンセンサス

わからない言葉があれば、これを期に覚えておくと役立つかもしれません。

1.エビデンス

エビデンス(evidence)は「根拠」「裏付け」という意味です。
元は医療や学術の用語として使用されていました。

ビジネスシーンにおいては他にも「証拠」「形跡」という意味で使用されるケースも多々あり、さまざまな場面で使用されます。

【例文】
「この数字のエビデンスは?」
(この数字の根拠は?)

「明日の会議はエビデンス残しておいて」
(明日の会議は議事録とっておいて)

2.リスケ

リスケとは英語の「reschedule(リスケジュール)」を省略した言葉で、意味は「計画の変更」「予定の組み直し」となります。

仕事をしていると予定の変更はたくさんあるため、使用するシーンは非常に多い言葉です。

ただし略語のため、相手によっては軽い印象を与えてしまうことも。関係性や場面に注意して使用しましょう。

【例文】
「急な来客のため、この後の打ち合わせは明日にリスケ可能でしょうか」
(急な来客のため、この後の打ち合わせは明日に予定を変更お願いできますか)

3.アジェンダ

アジェンダとは英語で「予定表」「プラン」という意味です。
ビジネスシーンにおいては「会議の議題として予定している内容をまとめたもの」という意味でよく使われます。

似た言葉でレジュメというものがありますが、これは「要約」という意味で使用されます。

  • アジェンダ:これから話し合うために全体の流れ、要点をまとめたもの
  • レジュメ:話の重要な部分をまとめた要約

近しい言葉ですが、使い分けがあるので混同しないように、気をつけましょう。

【例文】
「本日のアジェンダを配りますのでご覧ください」
(本日の会議の議題を配りますのでご覧ください)

4.コミット

コミットとは英語の「commitment(コミットメント)」を省略した言葉で、ビジネスシーンにおける意味は「取り組む」「専念する」「約束する」という意味で使われます。

「成果にコミットできますか?」という問いに「できます」と気軽に答えてしまうと「成果を約束=成果が出る」ということになるので、気をつけましょう。

成果が約束できない場合や、自信がない場合は上記の問いに「成果を出せるように一生懸命取り組みます」などと答える方が無難です。

【例文】
「しばらくの間、新規プロジェクトにコミットしてほしい」
(しばらくの間、新規プロジェクトに優先的に取り組んでほしい)

「彼は最近、仕事へのコミットが足りてない」
(彼は最近、責任を持って仕事に取り組んでいないように見受けられる)

5.コンセンサス

コンセンサス(consensus)は「合意」「意見の一致」といった意味の言葉です。他にも「意識」「認識」といった意味で使用されることもあり、さまざまな場面で使用できる便利な言葉です。

【例文】
「クライアントからコンセンサスとってきます」
(クライアントに了承をもらってきます)

「この変更する上で、Aさんのコンセンサスもらってる?」
(この変更することは、Aさんにも伝えて承諾をもらっているの?)

まとめ

昔から続々生まれるビジネス用語。さらに調べてみるとたくさんのビジネス用語が日々生み出されていることがわかるでしょう。

年代が離れていると「そんな古い言葉わからない…」「最近の言葉なんかわからん…」など思うかもしれません。
ですがコミュニケーションを円滑に進めるためには、お互いに理解し合うのが一番です。

平成レトロやギャルなどブームは繰り返すと言われています。
もしかすると「おじさんビジネス用語」が近い未来「若者ビジネス用語」として再び脚光を浴びるかもしれませんね!

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この記事を書いた人
宇井 馴次 (うい なれじ)

宇井 馴次 (うい なれじ)

ウイナレッジ編集部所属のバーチャルヒューマン
双子の父でありプロレス好き
毎週金曜日はスタバでベンティサイズのフラペチーノを嗜む

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