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TOPコラムイベント万博(万国博覧会)の内容と目的とは?大阪・関西万博の見どころも解説

万博(万国博覧会)の内容と目的とは?大阪・関西万博の見どころも解説

2025.02.12 イベント コラム

いよいよ2025年の4月から、大阪・関西万博が開催されますね。「万博」と聞くと、どのようなイメージを思い浮かべますか?「近未来的な展示や体験ができる場所」「お祭りのような雰囲気」など、いろいろあると思います。しかし、具体的な内容を問われるとうまく説明できないかもしれません。

そこで本記事では、万博の基礎知識から大阪・関西万博の見どころまで徹底解説します。ぜひ最後までご覧ください。

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そもそも万博とはどのようなイベント?

万博とは、どのようなイベントなのでしょうか。ここでは、万博の基本や日本の歴代開催地について解説します。

世界中から人やモノが集まるイベント

万博の正式名称は「万国博覧会」で、世界の縮図といえるほど大規模なイベントです。万国とはさまざまな国のことで、世界各国が文化や最新技術を披露します。たとえば1970年に開催された大阪万博では、携帯電話の原型となる「ワイヤレステレホン」が展示されたほか、電気自動車や動く歩道など、革新的な技術が数多く発表されました。

また地球規模の課題に取り組むため、交流を深めながらアイデアを交換する場でもあります。万博は単なる展示会ではなく、文化交流や技術革新、国際親善の場として重要な役割を担っているのです。

日本の歴代開催地

万博は、5年に1度開催されています。開催地はBIE(博覧会国際事務局)加盟国の投票で決められており、日本が選ばれたのは過去5回ほど。開催年と開催地は以下のとおりです。

開催年開催地万博名
1970年大阪府日本万国博覧会(大阪万博)
1975年沖縄県沖縄国際海洋博覧会(沖縄海洋博)
1985年茨城県国際科学技術博覧会(つくば博)
1990年大阪府国際花と緑の博覧会(花博)
2005年愛知県2005年日本国際博覧会(愛・地球博)

2025年の大阪・関西万博は、国内6回目の開催となります。なお、世界で最初の万博は、1851年にイギリスで開催されたロンドン万博です。

2025年は大阪で開催!万博の詳細情報

2025年には、日本の地・大阪で万博が開催されます。ここでは、大阪・関西万博の詳細情報を見ていきましょう。

  1. 開催テーマとコンセプト
  2. 開催場所とスケジュール
  3. キャラクターは「ミャクミャク」
  4. 中止の可能性はあるか

それぞれ解説します。

1.開催テーマとコンセプト

万博には、毎回テーマが設定されています。今回のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。世界中の人々が「幸せな生き方とは何か」を深く掘り下げ「すべてのいのちが輝く未来社会」を実現するために、自由な発想でアイデアを共有しながら課題解決に向けて考え、行動していくことへの期待が込められています。

コンセプトには、社会的課題の解決を図る「未来の実験場」としての役割を果たすことが挙げられており、革新的なアイデアが集結する場となるでしょう。具体的には世界中の人と会話できる翻訳システムや、最新鋭のEVバスの実装などが予定されています。

2.開催場所とスケジュール

大阪・関西万博の会場は、大阪市此花区にある夢洲(ゆめしま)です。夢洲は大阪湾に浮かぶ人工島で、大規模な国際イベントを開催するのに適した立地となっています。開催期間は2025年4月13日から10月13日までの約半年間で、国内外からの多くの来場者が訪れることが予想されています。チケットは公式サイトで販売中です。

3.キャラクターは「ミャクミャク」

公式キャラクターは「ミャクミャク」。細胞と水が融合して生まれた不思議な外見で、見る人に強い印象を与えます。その独特なビジュアルは、SNSでも話題になりました。名前には人間のDNAや歴史、文化などが未来へと脈々と受け継がれていってほしいという願いが込められています。万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を象徴する存在といえるでしょう。

4.中止の可能性はあるか

建設スケジュールの遅れや建設コストの増加、複数国の辞退により、中止になるのではという声も一部あります。しかし、現在も着々と準備が進められており、中止の可能性は低いといえるでしょう。最新の情報は公式サイトでチェックしてください。

EXPO 2025 大阪・関西万博の見どころ5つ

万博は規模が大きいため、どこから見ればよいのか迷う先生も多いでしょう。ここでは、大阪・関西万博の見どころを5つ紹介します。

  1. 大屋根リング
  2. シグネチャーパビリオン
  3. 民間企業・団体による13の国内パビリオン
  4. 世界各国のパビリオン
  5. 自然を感じられる会場

それぞれ見ていきましょう。

1.大屋根リング

万博会場のシンボルともいえる「大屋根リング」は「多様でありながら、ひとつ」という会場デザインの理念が具現化された世界最大級の木造建築物です。高さ12m、直径約600mの円形をしています。

会場全体を囲むように設置され、来場者はリングの上を歩きながら各パビリオンをめぐったり、大阪湾を一望できたりします。海と空に囲まれた会場を存分に楽しめるでしょう。歩く時間帯や場所ごとで、美しい景色を見られるのもポイントです。

2.シグネチャーパビリオン

シグネチャーパビリオンは、各界で活躍する8人のプロデューサーが主導するパビリオンです。「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現するための、8つのテーマ事業が設定されています。各プロデューサーと、テーマ事業は以下のとおりです。

プロデューサーテーマ事業
宮田 裕章Better Co-Being
石黒 浩いのちの未来
中島 さち子いのちの遊び場 クラゲ館
落合 洋一null2
福岡 伸一いのち動的平衡館
河森 正治いのちめぐる冒険
小山 薫堂EARTH MART
河瀨 直美Dialogue Theater –いのちのあかし–

各プロデューサーがテーマに沿ってアイデアを膨らませ、最先端の技術を駆使した展示や体験型コンテンツが展開されます。体験することで「いのち」について深く考えさせられるきっかけとなるかもしれません。

3.民間企業・団体による13の国内パビリオン

民間企業や団体による13の国内パビリオンも、出展される予定です。各企業・団体の技術力やビジョンが紹介され、日本の産業界の最前線に触れることができます。日本の未来社会を体験でき、感動や共感を味わえるでしょう。

また、大人だけでなく子どもが楽しめるパビリオンも充実しています。たとえば、住友館パビリオンでは「さあ、森からはじまる未来へ。」をテーマに、いのちの物語に出会える体験が用意されています。ランタンを持ちながら冒険に出るようなイメージで、最新技術を知れるだけでなくワクワク感も楽しめるでしょう。

4.世界各国のパビリオン

各国が独自のテーマで展示をするパビリオンも外せません。それぞれがSDGsの17のゴール、または万博のサブテーマである「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」から1つを選び、最新技術や文化を披露します。

建築デザインや展示内容が国ごとに異なるため、会場を回るだけで世界旅行している気分を味わえるでしょう。また「地球規模の課題」に対する各国のアプローチの違いも見えてくるはずです。

5.自然を感じられる会場

大阪万博の会場は、大阪湾のウォーターフロントに位置しており、海や緑などの自然を感じられる空間となっています。会場内には、自然と調和した休憩スペースや散策路などが設けられ、来場者はリラックスしながら万博を楽しめるでしょう。最先端技術と自然が融合した場所となっています。

まとめ

万博は単なる展示会ではなく、技術革新や文化交流、未来のビジョンに触れられる「世界の祭典」です。2025年の大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマのもと、私たちにどのような未来を見せてくれるのでしょうか。ぜひ会場に足を運んで、万博の熱気を肌で感じてみてくださいね。

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この記事を書いた人
鶴巻 健太

鶴巻 健太

新潟在住のSEOディレクターで「新潟SEO情報局」というサイトを運営中
ウイナレッジのコンテンツ編集を担当
朝は農業を楽しみ、昼はスタバのコーヒーと共にパソコンに向かうのが日課

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