「学生が授業に集中してくれない」「話しかけても素っ気ない返事しかない」などの悩みを抱えていませんか?もしかしたら、話がつまらないと思われているかもしれません。話がつまらない印象を与えると、学生の集中力が続きにくくなり、授業を真面目に聞いてもらえないことも。
本記事では、つまらない先生に共通する5つの特徴と対応策を紹介します。学生との信頼関係を深めるためにも役立つので、ぜひ参考にしてください。
目次
話がつまらない先生に共通する5つの特徴
話がつまらない先生には、共通する特徴があります。それが次の5つです。
- 一方的に話すだけ
- やる気が感じられない
- 声が小さくて聞き取りにくい
- 何を伝えたいのかわからない
- 過去の苦労話や武勇伝ばかり話す
それぞれ解説します。
1.一方的に話すだけ
学生の反応や理解度を確認せず、一方的に話をする先生はつまらないと思われている可能性があります。授業では学生側が参加している実感を得られず、受け身になりやすいでしょう。
2.やる気が感じられない
新しい知識を得られる授業は、学生にとって大切な時間です。しかし、教科書の内容を読んでいるだけの、やる気が感じられない授業になっていませんか?
自分では隠しているつもりでも、やる気のない雰囲気は相手に伝わります。先生側にやる気がないと、学生側も面白みがなくつまらないと感じるでしょう。授業に対するモチベーションも下がってしまいます。
3.声が小さくて聞き取りにくい
どんなに面白い内容でも、声が小さくて聞き取りにくいと学生に伝わりません。学生は何度も聞き返すわけにいかず、聞く気がなくなるでしょう。結果的につまらないと感じさせる原因となります。また、声が小さいと自信のなさや消極的な印象を与え、学生によってはイライラする可能性もあります。
4.何を伝えたいのかわからない
物事を説明する際、最初からダラダラと話していませんか?いつまでも結末がわからない話は、聞いている途中で興味を失くしやすくなります。結果的に話のポイントが伝わらず、つまらない印象を与える可能性が高いでしょう。
5.過去の苦労話や武勇伝ばかり話す
学生のモチベーションを上げるために、過去の苦労話や武勇伝を話す先生もいるでしょう。しかし「私が学生の頃は今より厳しかった」「学年で一番成績が良く優等生だった」などの話は、尊敬に値する内容でも繰り返せばつまらなく感じます。伝え方によっては単なる自慢と捉えられ、嫌われる恐れもあるでしょう。
トーク力は不要!学生を惹きつけるポイント5つ
学生を惹きつけるために、プロのような高いトーク力を身につける必要はありません。ここでは、話し方のポイントを5つ紹介します。
- 大きい声でハキハキと話す
- 学生の理解度を確認しながら話す
- ジェスチャーを交えながら話す
- 学生の目を見ながら話す
- 伝えたい内容を明確にして話す
それぞれ解説します。できることから取り入れてみましょう。
1.大きい声でハキハキと話す
小さくボソボソとした話し方では、話の内容が相手に伝わりません。授業の場合は、学生の眠気を誘う要因ともなります。なるべく口を大きく動かし、はっきりとした発音を意識しましょう。
抑揚をつけ、ゆっくりと話すのもポイントです。ハキハキとした声で話すと、自信のある印象も与えられますよ。
2.学生の理解度を確認しながら話す
一方的に話さず、学生の理解度を確認しながら話すようにしましょう。自分では伝えているつもりでも、学生側には思うように伝わっていないケースもあります。授業の場合、学生の反応を無視したまま続ければ、学力にも差が生まれやすくなるでしょう。
おすすめは対話型の授業です。「今の話でわかりにくかった部分はありますか?」「ここまでの内容を簡潔にまとめてください」など、学生側にも話す時間を作ることで積極的に授業へ参加するようになります。考えや意見を発表する機会が増えるため、学生の思考力や表現力も養えるでしょう。
3.ジェスチャーを交えながら話す
言葉だけで上手に伝えようとしても、うまくいきません。ジェスチャーを交えながら話すように意識してみましょう。たとえば、重要な部分は「ここがポイントです」と人差し指を立てたり、規模の大きさを説明するときに両手を大きく広げたりです。
話しているときに体を活発に動かすことで、学生の興味を惹きやすくなります。また自然と声も大きくなるのでおすすめです。
4.学生の目を見ながら話す
学生の目を見ながら話すのもポイントです。自分に話しかけられているように感じると、人は話に集中しやすくなります。ただし、じっと見つめ続けるのは高圧的な印象を与えるのでNG。話しながら、適度に目線を合わせるのがよいでしょう。
目線を合わせるのが苦手な先生は、鼻やおでこを見ながらでもOKです。授業の場合は全体を見渡しつつ、一人ひとりに話しかけるような目線を意識してみてください。学生側は見られているという意識が強くなり、集中力が高まるでしょう。そのため、伝えたい言葉が届きやすくなります。
5.伝えたい内容を明確にして話す
伝えたい内容を明確にし、要点を絞りましょう。思いついたまま話すのはNG。また、どんなに情報を詰め込んで話しても、聞き手の印象に残る量には限度があります。情報量が多すぎると、学生の理解が追い付かないことも。授業では内容ごとに重要ポイントをまとめ、ストーリーを組み立てておくのがおすすめです。
「つまらない」は今日で卒業!トーク力を鍛える3つの方法
頭でイメージするだけでは、いつまで経っても思うように話せません。ここでは、トーク力を鍛える方法を3つ紹介します。
- 評判の良い先生から話を聞く
- 自分の授業を撮影する
- 練習と振り返りを繰り返す
それぞれ解説します。
評判の良い先生から話を聞く
話が面白いと評判の先生から、普段意識していることを聞いて取り入れるのがおすすめです。今まで考えてもみなかった視点や、重要なポイントが見えてくることもあるでしょう。
また、YouTubeなどの動画サイトで講師が演説している動画を視聴し、話し方や聞き手への接し方を勉強するのも一つの方法です。できることから意識的に取り入れ、徐々にトーク力を鍛えていきましょう。
自分の授業を撮影する
どのような授業をしているのか、自分ではわからないもの。そこで授業風景を撮影し、第三者の視点で映像を確認するのもおすすめです。自分ではハキハキ話しているつもりでも、声が小さくて聞き取りにくいかもしれません。学生がどのような反応をしているのかも改めて確認できます。改善するべき点も明確になるでしょう。
練習と振り返りを繰り返す
課題を把握できたら、日常的に練習と振り返りをしましょう。ほかの先生に、模擬授業で協力してもらうのも一つの方法です。自分だけでは把握できない改善ポイントが見えてくるでしょう。また多くの先生や学生と積極的に会話する機会を増やし、わかりやすく話すことを意識すると上達も早くなります。
まとめ
話がつまらないと学生からの印象が悪くなるほか、授業にも影響を及ぼす恐れがあります。とはいえ、プロのような高いトーク力を身につける必要はありません。誰でも意識できるポイントで、大きく改善できます。今日からできることを取り入れ、話が「つまらない」を卒業しましょう。
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鶴巻 健太
新潟在住のSEOディレクターで「新潟SEO情報局」というサイトを運営中
ウイナレッジのコンテンツ編集を担当
朝は農業を楽しみ、昼はスタバのコーヒーと共にパソコンに向かうのが日課