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TOPコラムグルメボジョレー・ヌーヴォーの意味や正式名称とは?歴代キャッチコピーもおさらい

ボジョレー・ヌーヴォーの意味や正式名称とは?歴代キャッチコピーもおさらい

2024.11.06 グルメ コラム

毎年秋になると、ワイン好きな人たちのあいだで盛り上がりを見せる「ボジョレー・ヌーヴォー」。スーパーにポスターが掲示されたり、メディアで取り上げられたりしますよね。しかし、どのようなワインなのか詳細を知らない先生も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、ボジョレー・ヌーヴォーの意味や使われているぶどうの品種、歴代のキャッチコピーを紹介します。今まで飲んだことがなかった先生も、これを機会に味わってみてはいかがでしょうか?

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今さら聞けない!ボジョレー・ヌーヴォーの基本を解説

通常のワインと比べ、どのような違いがあるのでしょうか。ここでは、ボジョレー・ヌーヴォーの基本をまとめました。

  1. ボジョレー・ヌーヴォーの意味
  2. ボジョレー・ヌーヴォーの正式名称
  3. 使われるぶどうの品種
  4. 解禁日は毎年11月の第3木曜日

それぞれ解説します。

1.ボジョレー・ヌーヴォーの意味

ボジョレー・ヌーヴォーは、フランス・ブルゴーニュ地方にある「ボジョレー地区」で造られる新酒のワインを指します。ヌーヴォーは「新しい」を意味するフランス語。つまり、ボジョレー・ヌーヴォーは「ボジョレー地区で作られた新しいワイン」という意味です。

その年に収穫されたばかりのぶどうを使い、短期間で醸造されるため、フレッシュな風味が特徴的。通常のワインの熟成期間が数カ月から数年なのに対し、ボジョレー・ヌーヴォーは数週間で出荷されるため「毎年違った味わいが楽しめる」と、楽しみにしているファンが多くいます。

2.ボジョレー・ヌーヴォーの正式名称

ボジョレー・ヌーヴォーは、フランス語で「Beaujolais Nouveau」と表記されますが、製造メーカーや取り上げるメディアによって「ボジョレーヌーボー」「ボージョレヌーヴォ」など、カタカナ表記が異なります。

どの表記でも間違いではないようですが、当記事ではボジョレーワイン委員会の日本語公式サイトと同様の「ボジョレー・ヌーヴォー」と表記しています。

3.使われるぶどうの品種

使っているぶどうは「ガメイ種(Gamay)」です。ボジョレー地方の土壌と気候に適した品種で食用ぶどうに比べて粒が大きく、果皮が薄めで果汁たっぷりなのが特徴。

収穫されたばかりのガメイ種を使ったボジョレー・ヌーヴォーは、渋み成分のタンニンが少なく、軽やかでフルーティーな味わいなので、ワイン初心者でも楽しめます。

4.解禁日は毎年11月の第3木曜日

ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日は、毎年11月の第3木曜日と決められています。理由は、生産者による競争を防いで品質を守るため。フランスが法律を定めており、解禁日は世界共通です。この日は毎年各地でパーティーやイベントが開催され、盛り上がりを見せています。なお、2024年の解禁日は2024年11月21日(木)です。

ボジョレー・ヌーヴォーは4種類ある

ボジョレー地区では、ヌーヴォー以外にもさまざまなワインが造られており、AOC(産地統制呼称)によって格付けされています。上位から「クリュ・デュ・ボジョレー」「ボジョレー・ヴィラージュ」「ボジョレー・シュペリュール」「ボジョレー」となっており、特徴は以下のとおりです。

ランク特徴
クリュ・デュ・ボジョレーボジョレー地区のなかでも特に品質の高い10区画で採れたぶどうのみで造られる。品質はボジョレー地区で最上級といわれており、複雑で深い味わいが特徴
ボジョレー・ヴィラージュボジョレー北部にある38の村から算出される。芳醇でふくよかな味わい
ボジョレー・シュペリュールボジョレー地区にある特定の地区で採れたぶどうで造られる。パワフルな味わいで、一般的なボジョレーよりアルコール度数は高め
ボジョレーボジョレー地区で生産される一般的なワイン

なお、上記で新酒(ヌーヴォー)が作られているのは「ボジョレー」と「ボジョレー・ヴィラージュ」の2種類のみです。飲み比べてみるのも楽しいかもしれませんね。

楽しみの一つ?ボジョレー・ヌーヴォーの歴代キャッチコピー

毎年発表されるキャッチコピーにも、注目したいところ。「表現が大げさ」「面白い」と話題ですが、ボジョレー・ヌーヴォーのキャッチコピーは2種類存在します。一つは現地のボジョレーワイン委員会の評価を参考にフランス食品振興会(SOPEXA)が発表したもの。

もう一つは、大手輸入元のサントリー株式会社(以下、サントリー)が作成したものです。サントリーのスタッフが現地の生産者に話を聞き、味をわかりやすく伝えられるよう作成しているようで、やや大げさな表現となっています。ボジョレー・ヌーヴォーが解禁された際は、見比べてみるのも楽しみの一つです。

フランス食品振興会とサントリーが発表したキャッチコピーを、過去5年分まとめました。

西暦フランス食品振興会サントリー
2019年  有望だが、生産者のテクニックが重要な年いちごやラズベリーなどの赤い果実のピュアなフレッシュさの中に、丸みを帯びたエレガントな味わい
2020年非常にバランスが取れた爽やかさのある仕上がりブラックチェリーのような完熟した黒い果実の香りとともに、心地良い余韻が残る、非常に芳醇(ほうじゅん)な味わい
2021年挑戦の末たどり着いた、納得のヌーヴォー採れたてのいちごやチェリーに、そのままかじりついたような味わい
2022年太陽に恵まれたヴィンテージ
果実味とストラクチュアの完璧なバランス
果肉たっぷりの赤いベリーやいちごの甘酸っぱいジャムを口いっぱいに含んだような味わい
2023年不明まるで摘みたての赤い果実をそのまま口にほおばったような味わい

2023年のキャッチコピーはサントリーのみが公式に発表しています。2024年はどのようなキャッチコピーになるのか、事前に予想してみてはいかがでしょうか。

ボジョレー・ヌーヴォーを美味しく飲むポイント

赤ワインは、渋みが強くなりすぎないように常温がよいとされていますが、ボジョレー・ヌーヴォーの場合は白ワインのように冷やして飲むのがおすすめです。冷蔵庫で1時間ほど冷やすと、果実味が引き立って爽やかな飲み口になりますよ。

時間が経つとボジョレー・ヌーヴォーならではのフレッシュ感がなくなってしまうため、買ったら早めに飲みきるのがよいでしょう。

また、お料理とのペアリングもポイント。ボジョレー・ヌーヴォーはフレッシュで軽やかなワインのため、肉料理だけでなくサラダや白身魚など軽めの料理とも相性抜群です。いろいろ試して、好みの組み合わせを見つけてみてくださいね。

まとめ

毎年11月の解禁日が待ち遠しい、ボジョレー・ヌーヴォー。フレッシュで軽やかな味わいは、さまざまな料理と相性抜群です。また解禁に合わせて各地で開催されるイベントやキャッチコピーも楽しみの一つ。これまで飲んだことがなかった先生も、家族や友人と楽しんでみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人
鶴巻 健太

鶴巻 健太

新潟在住のSEOディレクターで「新潟SEO情報局」というサイトを運営中
ウイナレッジのコンテンツ編集を担当
朝は農業を楽しみ、昼はスタバのコーヒーと共にパソコンに向かうのが日課

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