仕事で毎日着るワイシャツやポロシャツ。毎日洗っていても、気づいたら首元に黄ばみができていませんか?黄ばみが見えると不潔な印象を与えやすいので、早めに対処したいところ。放置すると頑固な汚れになってしまいます。
大切な衣類を気持ちよく着るためにも、今回はやっかいな黄ばみの落とし方をまとめました。原因や予防法も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
ちなみにウイナレッジ編集部では首元にできた黄ばみを「ネックイエロー」と呼んでいるよ!
目次
まずは洗濯表示を確認しよう
首元の黄ばみを落とす前に、まずは衣類の洗濯表示を確認しましょう。素材によっては、自宅で洗えない衣類もあります。たとえば、レーヨンやシルクはとてもデリケートな素材です。自己流で洗濯すると、別のシミができてしまったり衣類が縮んだりするケースも。
多くのワイシャツやポロシャツは自宅で洗えますが、念のため手洗い表示や漂白剤の使用禁止がないかタグを確認してください。
タグの見方はライオン株式会社が公開している洗濯表示一覧を参考にするのがおすすめ。自宅で洗えない素材の場合は、クリーニングや専門店で洗いましょう。
簡単!首元の黄ばみ汚れを落とす方法
通常の洗濯では落ちなかった首元の黄ばみ汚れ、実は家にあるアイテムを使って簡単に落とせます。方法は以下の3つ。
- 食器用洗剤で洗う
- クレンジングオイルを使う
- 固形石鹸を使う
それぞれ解説します。
食器用洗剤で洗う
黄ばみは、食器洗剤を使って簡単に落とせます。まず黄ばみ部分を水に浸し、食器洗剤を塗り込みましょう。洗剤をつけすぎると衣類の色柄が落ちてしまう恐れがあるので注意してください。
塗り込んだ後は優しく生地をすり合わせて揉み洗いします。このときに古くなった歯ブラシを使い、軽くこするのも効果的。塗り込んで1分ほど放置したらすすぎます。あとはいつものように洗濯機で洗濯すればOKです。
クレンジングオイルを使う
食器洗剤ではなく、ファンデーションや口紅を落とすためのクレンジングオイルを使うのも効果的。黄ばみの主な原因は「皮脂」です。油分を含んだ化粧品を落とすクレンジングオイルなら、皮脂汚れもスッキリ分解してくれます。
ただし、クレンジングオイルは水に弱いため、衣類が乾いた状態で使いましょう。黄ばみ部分にオイルを垂らして5分ほど放置したあと、優しく手で揉み洗いします。その後は40度以上のぬるま湯ですすぎ、通常どおり洗濯機で洗ってください。
固形石鹸を使う
弱アルカリ性の固形石鹸は、酸化した皮脂汚れを落としてくれます。黄ばみ部分を水に浸し、固形石鹸をこすりつけた後に揉み洗いしましょう。早く汚れを落としたいからと力を入れすぎると、衣類が痛む恐れがあるので禁物です。
また洗う際は、ぬるま湯がおすすめ。冷水に比べて汚れが浮きやすくなるためです。揉み洗いの前に30分ほど浸しておくのも効果的ですよ。
時間が経った首元のしつこい黄ばみ汚れを落とすには?
首元の黄ばみは、時間が経つほど落ちにくくなります。前章の方法で落ちなかったガンコな黄ばみ汚れには、以下の方法を試してみてください。
- 重曹とクエン酸を使う
- セスキ炭酸ソーダを使う
- 重曹と酸素系漂白剤を使う
それぞれ解説します。
重曹とクエン酸を使う
重曹とクエン酸を混ぜると、中和作用で発泡します。この泡が汚れを浮き上がらせてくれるのです。手順は以下のとおり。
- 水と重曹が1:2の割合になるようにペーストを作る
- 汚れ部分にペーストを塗る
- 水100mlに対し、クエン酸小さじ1を混ぜる
- 3.で作った液をペーストの上に吹きかける
- 中和作用で発泡するので、少し放置したら軽く揉み洗い
- すすいだら洗濯機へ
発生した泡に人体への影響はありませんので、安心してください。
セスキ炭酸ソーダを使う
セスキ炭酸ナトリウムとも呼ばれる無機化合物のことで、入浴剤や家庭用洗剤にも使われているものです。薬局やホームセンター、最近では100円ショップでも入手できます。手順は以下のとおり。
- 水500mlに対し、セスキ炭酸ソーダ小さじ1を混ぜて液を作る
- 作った液を黄ばみ部分に吹きかけ20分ほど放置
- 優しく揉み洗いする
- いつもどおり洗濯機へ
セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすいので、すすぎをせず洗濯機へ入れても大丈夫ですが、気になる先生はすすいでください。
重曹と酸素系漂白剤を使う
どうしても黄ばみが落ちない場合は、重曹と酸素系漂白剤を混ぜて使いましょう。黄ばみを落とすにはこの方法が一番強力で、手順は以下のとおりです。
- ぬるま湯を用意し、重曹と酸素系漂白剤を1:2の割合で入れて液を作る
- 作った液を黄ばみ部分に塗る
- アイロンのスチームを生地にあてないように当てる
- ぬるま湯ですすいで洗濯機へ
なお、酸素系漂白剤は肌荒れする恐れがあるので、扱う際はゴム手袋を使いましょう。液を塗るときも、スプーンやブラシを活用してください。また色柄が落ちてしまう可能性もあるので、まずは無地のワイシャツで試しましょう。
襟部分の汚れの原因はなに?
どんなに洗濯しても発生する襟部分の黄ばみなどの汚れ。その原因は2つあります。
- 皮脂汚れの酸化
- ホコリやチリ
それぞれ解説します。
皮脂汚れの酸化
黄ばみの主な原因は、付着した皮脂の酸化です。実は毎回洗濯していても、皮脂汚れは少しずつ蓄積されます。特に、汗をかきやすい先生は要注意。汗と共に多くの皮脂が分泌されるため、襟部分が黄ばみやすくなるのです。また、ムースやワックスなどの整髪料の油分が汗で流れ落ちることも原因となります。
ホコリやチリ
黄ばみではなく、黒ずみに悩む先生もいるでしょう。黒ずみは酸化した皮脂に加え、空気中のホコリやチリが混ざって蓄積した状態です。周りから見ても目立ちやすく、さらに落ちにくいので黄ばみの段階で対処しましょう。
首元の黄ばみ汚れを防止するためには?5つの方法
見た目に清潔感がないうえに、落とすのが面倒な首元の黄ばみ。なるべくなら白い状態を保ちたいですよね。ここでは、首元の黄ばみ汚れを防止する方法を5つ紹介します。
- のりでコーティングする
- ベビーパウダーをつける
- テープを貼る
- 保管場所を換気する
- 首元を清潔に保つ
それぞれ解説します。ぜひ試してみてください。
1.のりでコーティングする
洗濯の最後に「洗濯のり」を使いましょう。のりが生地をコーティングし、繊維に皮脂が入り込むのを防いでくれます。仕上がりがパリッとするので、気持ち良く着れますよ。
襟部分だけコーティングしたい場合は、アイロンがけの際にスティックタイプやスプレータイプを使うのがおすすめ。塗り過ぎると硬くなって肌触りも変わるので、好みに合わせて量を調整してください。
2.ベビーパウダーをつける
ベビーパウダーを襟部分に軽くはたくだけで、皮脂汚れの付着を防ぎます。洗濯の際に皮脂と一緒にワイシャツから落ちるので、お手入れも簡単。
ただし、量が多いと上から羽織ったジャケットに付着することもあるので、注意してください。
3.テープを貼る
衣類用のテープを貼ることで、首元に皮脂が付着するのを防止できます。剥がすのも簡単なので、手間をかけたくない先生におすすめ。無色透明ですが、はみ出すとテープが目立ちやすくなるので注意してください。
4.保管場所を換気する
実は保管場所も重要で、衣類を収納している空間に湿気が多いと黄ばみやすくなります。カビや嫌なニオイの原因にもなるので、窓を開けるなどして1週間に一度は換気しましょう。このとき扇風機を使うと、より効率的に空気を入れ替えできますよ。
5.首元を清潔に保つ
洋服だけでなく、自分の首を清潔に保つこともポイントです。汗をかいたらこまめに拭きましょう。すぐにケアすることで、衣類に皮脂が付着するのを防止できます。夏場は汗拭きシートを持ち歩くのもおすすめです。
まとめ
不潔な印象を与える首元の黄ばみは、気づいたら早めに対処することが大切。放置しておくと黒ずみの原因になることもあります。
自宅にあるアイテムで簡単に落とせるので、大切な衣類をきれいな状態で長く着るためにも洗濯前にひと手間してみましょう。
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鶴巻 健太
新潟在住のSEOディレクターで「新潟SEO情報局」というサイトを運営中
ウイナレッジのコンテンツ編集を担当
朝は農業を楽しみ、昼はスタバのコーヒーと共にパソコンに向かうのが日課