SNS上で爆発的に流行している「猫ミーム」。動画の一種で「かわいくてクセになる」「つい見てしまう」とZ世代から人気を集めています。SNSを日常的に使っている先生は、目にしたことがあるかもしれません。
本記事では猫ミームが人気の理由や、動画の作り方を紹介します。知っていると、学生から「流行に詳しいね」と褒められるかも?
目次
最近SNSで流行している猫ミームとは?
話題になっている猫ミームですが、実は意外と古い歴史を持つようです。ここでは、猫ミームと呼ばれる動画の基本を解説します。
- 猫の画像を組み合わせて作成した動画
- ミームの意味
- 歴史は意外と古い
それぞれ見ていきましょう。
猫の画像を組み合わせて作成した動画
SNS上でバズった猫の写真や動画に、さまざまな背景画像やユニークな効果音、キャプションを組み合わせて作られたのが猫ミームです。コミカルな表情や動きをする猫たちは、見ていてクスっと笑ってしまうものばかり。作成された動画はSNSで共有・拡散され、多くの注目を集めました。別名「猫マニ」とも呼ばれているようです。
ミームの意味
「ミーム」とは、1976年にリチャード・ドーキンスが提唱した概念で、文化的な情報が集団内で模倣されて広がる現象を指します。現在では、SNSで拡散される面白い画像や動画などを指す言葉として使われているようです。
つまり猫ミームとは、SNS上で広く共有・模倣されることで人気を集めた猫に関するコンテンツのこと。インターネットミームという言葉もありますが、ミームと同じ意味を指します。
歴史は意外と古い
猫ミームには膨大な種類が存在し、海外発祥のものも多いようです。日本で話題になった猫ミームの代表格は、2000年初頭に電子掲示板「2ちゃんねる」で人気を集めた「ギコ猫」。文字や記号を使って描かれたアスキーアートの一種で「逝ってよし!」「ゴルァ!(本来は半角で表現する)」が口癖でした。
その後、2013〜14年頃には「宇宙猫」がブームとなり、2018年頃には「仕事猫」がミーム化。そして現在はSNSでバズった猫の素材を使い、日常生活のエピソードを再現する動画が流行しています。
猫ミームの人気素材となった元ネタ一覧
続々と増えている猫ミームですが、特に人気素材になっている元ネタが次の6つです。
- ハッピーハッピーハッピー猫
- チピチピチャパチャパ猫
- うるさいヤギ
- はぁ?っていう猫
- EDMを踊る猫
- 泣き叫ぶ子猫
それぞれ見ていきましょう。
1.ハッピーハッピーハッピー猫
人気猫ミームのハッピーハッピーハッピー猫。元ネタはXに投稿された猫の動画のようです。
楽しそうに飛び跳ねている印象ですが、実は閉店するペットショップで売れ残っている子猫を撮影した動画だそう。動画に組み合わせて使われている曲は、Noodle & Palsの「My Happy Song」という曲です。
2.チピチピチャパチャパ猫
猫がリズムに乗って左右に顔を動かす動画。元ネタは不明ですが、YouTubeやTikTokで多くの人が投稿している以下の動画がきっかけでバズったようです。
チピチピチャパチャパという音源の元ネタは、2003年にチリの歌手であるクリステル・ロドリゲスさんがリリースした楽曲「Dubidubidu」。リズミカルで耳に残りやすい歌詞が特徴的です。
3.うるさいヤギ
猫ではありませんが、こちらのヤギも人気素材の一つです。ベロを上下に激しく動かすヤギの動きは、まるで人間がまくし立てるように話す様子に似ています。
元ネタはこちらの動画。
話がよく聞き取れない場面を表現する際に使われることが多いようです。
4.はぁ?っていう猫
うるさいヤギとセットで使われることも多い「はぁ?」と言う猫。元ネタはTikTokで投稿されています。ダイエット中の猫のようで、実際はかわいい鳴き声です。
合成された「はぁ?」という音声は、アメリカのドラマ「Dr.HOUSE」に登場する男性の声を切り取ったもののようです。
5.EDMを踊る猫
終始真顔でノリよく踊る猫の様子に、つい釘付けになってしまいます。元ネタはTikTokで2023年に投稿された動画のようです。
動画はこちら:https://www.tiktok.com/@fluffypet1/video/7234374858531015978
組み合わせて使われている曲は、ベトナム人ミュージシャンLe Baoさんの「Ben 10 Remixxx」。
軽快なテンポと中毒性の高いメロディーが特徴で、猫のコミカルな動きにぴったりですね。
6.泣き叫ぶ子猫
まるで何かに悩み、頭を抱えているように見える子猫。元ネタは、2020年12月に投稿されたこちらの動画のようです。
日常生活において、絶望的な状況を表現する際によく使われている素材です。
猫ミームが爆発的な人気を集めている3つの理由
Z世代の心を掴む猫ミーム動画。人気を集めている理由は、以下の3つと考えられます。
- 猫のかわいらしさと親しみやすさ
- 共感性の高さ
- 動画の作りやすさ
それぞれ解説します。
猫のかわいらしさと親しみやすさ
動物系の動画は、癒し効果の高さから年齢問わずSNSで拡散されやすい傾向にあります。特に猫はペットとして人気が高く、多くの人にとって親しみやすい点が人気を集める理由の一つといえるでしょう。かわいらしさに加えて時折見せるコミカルな動作は、見ている人を飽きさせません。
共感性の高さ
多くの猫ミームは、クリエイターが日常生活の中で経験した「あるあるネタ」をモチーフにしています。そのため、視聴者が「わかる」「私も一緒」と共感しやすいのも特徴です。
たとえば「猫が飼い主の帰宅に喜ぶ」という猫ミームは、多くの飼い主が共感できるのではないでしょうか。また「猫がダイエットに失敗する」という猫ミームは、ダイエット経験のある人なら思わず笑ってしまうような内容です。多くの人が共感しやすい内容のため、広く受け入れられたと考えられるでしょう。
動画の作りやすさ
猫ミームは、動画編集アプリとWeb上からダウンロードできる素材を使えば、比較的簡単に作成できます。気軽に動画を作成しやすいのも、流行に拍車をかけたといえるでしょう。また顔出しが不要なのも、動画作成に挑戦しやすい要素と考えられます。
慣れたら簡単!猫ミームの作り方3ステップ
一見難しそうに見える猫ミームの動画作成ですが、初心者でも挑戦できます。ここでは作り方を3ステップに分けて解説します。
- CapCutアプリをダウンロード
- 猫と背景素材をダウンロード
- 素材を合成して動画を作成
それぞれ見ていきましょう。SNSで学校の魅力やあるあるネタを紹介する際に使ってみてはいかがでしょうか。
CapCutアプリをダウンロード
まずは動画作成に必要なアプリをダウンロードしましょう。おすすめはCapCutです。初心者でも使いやすく、気軽に動画を作成できます。ブラウザ上で使えるのもメリット。パソコンの大きな画面で編集したい先生にも、使いやすいサービスでしょう。なお、利用には無料登録が必要です。
猫と背景素材をダウンロード
次に、動画に必要な素材をダウンロードします。猫と背景の2種類を用意しましょう。猫の素材は、YouTubeやWeb上で「猫ミーム 素材」で検索すると多くヒットします。使いたい素材を見つけたら、ダウンロードページに記載されている方法に従ってダウンロードしましょう。
背景写真は、無料でクオリティの高い素材がダウンロードできるO-DANがおすすめです。会員登録不要でダウンロードできます。
素材を合成して動画を作成
素材が用意できたら、それぞれを合成して動画を作成します。今回はアプリではなくブラウザ上から作成しました。CapCutの画面を開いたら「新しい動画」をクリックします。
中央にあるプラスマークをクリックして、ダウンロードした素材をアップロードしましょう。ドラッグ&ドロップでもOKです。
アップロードできたら、編集画面上で素材を重ねます。どのタイミングで猫を登場させるかは、画面の下にあるタイムラインで調整可能です。
配置しましたが、このままだと緑の背景(グリーンバック)部分が邪魔になります。自然な合成になるよう処理しましょう。猫素材にカーソルを合わせると右にメニューが表示されるので「スマートツール」をクリックします。
次に「背景を削除」を選択し、クロマキーをオンにしましょう。
カラーピッカーを選択し、猫の背景をクリックするとグリーンバックが消えて猫だけが表示されます。
編集画面に表示されている「テキスト」から、好みのテキストも簡単に挿入できますよ。
今回完成したのがこちらです。海を見て嬉しくなる様子を猫ミーム動画にしてみました。
慣れれば手軽に作成できるので、好みの素材を盛り込んでオリジナルの猫ミーム動画を作ってみましょう。
猫人気が止まらない!猫プリンも大流行中
かわいらしさと共感性の高さで人気を集めている猫ミームですが、スイーツ界でも猫がトレンドになっています。その名も「猫プリン」です。プルプルとかわいらしく揺れる様子は、食べるのを躊躇してしまうほどのかわいさ。癒しと美味しさの両方を体験できる新感覚スイーツです。
ほかにもZ世代に人気のスイーツは次々と登場しています。詳しくは以下の記事でまとめているので、併せて参考にしてください。
関連記事: 【2024年】バズる前に一度は食べたい!話題のトレンドスイーツ6選
まとめ
親しみやすさと共感性の高さで人気の猫ミーム。先生も、見ると思わず「わかる」とうなずきたくなるかも。学校の公式SNSを運用している場合は、学校生活のあるあるネタを作成して発信してみるのもよいでしょう。手軽に作成できるので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
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鶴巻 健太
新潟在住のSEOディレクターで「新潟SEO情報局」というサイトを運営中
ウイナレッジのコンテンツ編集を担当
朝は農業を楽しみ、昼はスタバのコーヒーと共にパソコンに向かうのが日課