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ハラスメントの種類まとめ!事例や先生が気を付けるべき点を解説

2023.09.13 (最終更新:2023.12.07) ワーク コラム

セクハラやパワハラなど○○ハラと称されるハラスメントですが、実は50種類以上あると言われています。

本人が自覚していないケースも多く、受けた側は精神的に追い詰められるリスクがあるため対策が必要です。

今回は、そのようなハラスメントの種類をまとめました。実際の例や、職場で気を付けるべき点も解説するので参考にしてください。もしかしたら気付かないうちに相手を不快にさせているかも?

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そもそもハラスメントの定義とは?

○○ハラという言葉は頻繁に耳にするけれど、定義を聞かれると答えに困る先生もいるでしょう。ハラスメントとは、相手の嫌がることをして不快感を与える行為全般を指します。つまり「嫌がらせ」や「いじめ」です。

厚生労働省が2020年に発表した「令和2年度個別労働紛争解決制度の施行状況」によると、総合労働相談コーナーに寄せられた相談内容のうち、最多は9年連続で「いじめ・いやがらせ」だそうです。職場内のハラスメントを放置すれば、先生の離職にも繋がります。気付いたら素早い対処が求められるでしょう。

【最新】ハラスメントの種類一覧

50種類以上あるといわれるハラスメントですが、教育の現場で特に起こりやすいものをまとめました。

パワハラパワーハラスメント
セクハラセクシャルハラスメント
スメハラスメルハラスメント
リモハラリモートハラスメント
モラハラモラルハラスメント
アカハラアカデミックハラスメント
キャンハラキャンパスハラスメント
ジェンハラジェンダーハラスメント

それぞれの特徴を解説します。

1.パワハラ(パワーハラスメント)

○○ハラと聞いて、一番に思い浮かべる先生も多いのではないでしょうか。パワハラは上下関係や知識の差から発生するケースが多く、暴言や暴力、過大な要求、無視などが多いようです。

たとえば、上司が部下に向かって無理難題な業務の遂行を要求したり、重要な連絡事項を伝えなかったりする行為はパワハラに該当します。

2.セクハラ(セクシャルハラスメント)

ハラスメントという言葉が広く日本に普及したきっかけが、性的な言動によって相手に不快感を与えるセクハラです。たとえば「女なんだから早く結婚したほうがいいよ」など性別による差別発言や、「太っているんだからもっと痩せたほうがいいよ」など、身体的な特徴に言及するような発言はセクハラに該当します。

また、嫌がっているにもかかわらず性的な写真や記事を見せたり、デートや食事にしつこく誘ったりする行為もセクハラになる可能性があります。

3.スメハラ(スメルハラスメント)

スメハラは、匂いによって周囲を不快に感じさせる行為です。具体的には体臭やたばこ、香水の臭いなどが原因になりやすく、自覚がないケースも多いため注意が必要です。

特に体臭はデリケートな部分で指摘しづらいため、一人ひとりが日頃から対策する必要があるでしょう。

関連記事:もしかしてスメハラ…?今日から実践できる汗のニオイ対策7選

4.リモハラ(リモートハラスメント)

2020年に拡大した新型コロナウイルスによって、リモートワークが広く普及しました。それに伴い増加したのがリモハラです。

リモートワーク中に相手へ与える不快な行為全般を指します。たとえばWebカメラに映ったプライベート空間を見て「部屋の中見せてよ」と要求する行為が該当します。

5.モラハラ(モラルハラスメント)

身体的暴力ではなく、言葉や態度で相手を精神的に傷つける行為がモラハラです。間違いを執拗に攻め続けたり、気に入らないことがあると無視したりする行為が該当します。

業務遂行にあたって注意や叱責は必要ですが、常識を超えた威圧的な態度や言動はモラハラと判断される恐れがあるため注意が必要です。

6.アカハラ(アカデミックハラスメント)

学校など教育関連の場で発生するのがアカハラです。優位な立場にある人間が権力を乱用して精神的・身体的に不利益を与える行為を指します。たとえば先生が学生に向かって「お前は性格が悪い」といった人格を否定するような発言などが挙げられます。詳しくは別の記事でまとめたので、併せてご覧ください。

関連記事:アカデミックハラスメント(アカハラ)とは?具体例や対策を紹介

7.キャンハラ(キャンパスハラスメント)

キャンハラは、セクハラやパワハラなどの各種ハラスメントが大学(キャンパス)内で行われることです。アカハラと似ていますが、キャンハラは学生同士の関係で発生するハラスメントも含みます。

8.ジェンハラ(ジェンダーハラスメント)

ジェンハラは性別で行動や言動に圧力をかける行為です。たとえば「男のくせにだらしない」「女性なのに料理もできないの?」などの発言がジェンハラに該当します。

無意識で冗談交じりに発言する先生も多いかもしれません。しかし、多様性が求められる現代において、性別による差別は相手をひどく傷つけかねないので注意が必要です。

心当たりない?少し変わったハラスメント3選

ハラスメントは、ほかにも多くあります。ここでは少し変わったハラスメントを3つ紹介します。

ヌーハラヌードルハラスメント
ブラハラブラッドタイプハラスメント
ゼクハラゼクシィハラスメント

それぞれの特徴を見ていきましょう。もしかしたら心当たりがある先生もいるかもしれません。

ヌーハラ(ヌードルハラスメント)

ヌーハラとは、麺類をすする音によって周囲に不快感を与える行為です。日本において麺類は音を立てて食べることが一般的ですが、他国ではマナー違反とされるケースが多く、不快になる外国人が多いことから誕生したようです。文化の違いから生まれたハラスメントの例といえるでしょう。

ブラハラ(ブラッドタイプハラスメント)

ブラハラは血液型を理由にした嫌がらせのこと。主に血液型で性格を判断し、差別的な発言で不快感を与える行為です。たとえば「あなたはB型だから自己中な傾向にあるんだね」や「マイペースなところがO型だよね」など、相手の性格を一方的に決めつける言動が該当します。

血液型による性格判断は他愛もない会話のなかで話題に上がるケースも多いでしょう。しかし医学的に関連はないとされており、知らないうちに相手を傷つける可能性があるため注意が必要です。

ゼクハラ(ゼクシィハラスメント)

ゼクハラは相手に結婚を迫って心理的プレッシャーを与える行為を指します。「ゼクシィ」と「ハラスメント」を合わせた造語で、結婚情報誌のゼクシィをパートナーの目につく場所に置き、結婚をアピールしたことが由来のようです。

結婚願望が強い人に多く「結婚してくれないなら別れる」「親が心配しているんだよね」などの発言や、むやみに両親に会わせようとする行動が該当します。

学校で起こったハラスメントの事例3つ

学校内で起こるハラスメントは色々ありますが、特に多い事例を3つ紹介します。

  • 先生間で孤立
  • 過剰な要求
  • プライバシーの侵害

それぞれ解説します。

先生間で孤立

いわゆる先生同士のいじめです。具体的な行為は以下が挙げられます。

  • 特定の先生にだけ何も知らせず業務を進める
  • 一斉に無視する
  • 会議中に1人だけ途中退出を命令する
  • 聞こえるように嫌味を言う
  • 学生の前で人格を否定する

また教育専門の報道メディア「教育新聞」の調査によれば、約半数がハラスメントの被害経験ありと回答していることがわかりました。孤立が長く続いたことで、メンタルに不調をきたす先生もいます。

過剰な要求

常識の範囲を超えた過剰な要求もハラスメントに該当します。明らかに終わらない量の業務を任せたり、引き継いでいないことを要求して未達成の場合は激しく叱責したりする行為などは、適切な指導といえません。指導とハラスメントの境目は難しいとされていますが、誰が見てもやりすぎと判断される行動や言動は避けるべきでしょう。

プライバシーの侵害

プライバシーの侵害も多いケースです。休日の予定をしつこく聞く、業務時間外に何度も連絡を取ろうとするなどの行為は相手に不快感を与えます。またデスクや鞄の中身を勝手に見ることでトラブルに発展するケースも。

加害者側はコミュニケーションのつもりでも、相手は大きく傷ついている可能性があるので過剰な干渉は避けるべきです。

ハラスメントを防止するために学校や先生がするべき3つのこと

教育現場でのハラスメントを防止するためには、一人ひとりの心がけが大切です。ここでは学校や先生ができる3つのことを解説します。

  • 定期的な研修や勉強会の開催
  • 気軽に相談できる窓口を設置する
  • 相手視点で考える

それぞれ解説します。

定期的な研修や勉強会の開催

どのような行動や言動がハラスメントにあたるのか、詳しい事例を知ることが大切です。ハラスメントに関する知識がない状態では、無意識に相手を不快にさせる可能性があります。定期的な研修や勉強会を開催し、先生同士でハラスメントに対する理解を深めましょう。

気軽に相談できる窓口を設置する

ハラスメント被害に遭っている先生や学生は、周りに打ち明けられず抱え込んでいるケースも多くあります。放置すれば離職や退学に繋がる恐れも。そのようなリスクを避けるために、学校側は打ち明けられる場所を作ることが大切です。

相談窓口を設置し、何かあっても味方がいると感じられるようにしましょう。設置だけでなく存在を認識してもらうことも大切なので、概要や連絡先を先生間で積極的に共有しましょう。その際、安心感を与えるためにも守秘義務を守る旨の記載も忘れないようにしてください。

相手視点で考える

どんなに知識を深めたり相談できる場所を作ったりしても、一人ひとりの意識が変わらなければハラスメントは減りません。行動や言動をする際に「相手はどう感じるか」を考えるようにしましょう。

「こうあるべきだ」「この先生なら大丈夫だろう」は危険です。自分視点で考えていると、気付かないうちに相手を不愉快にさせる可能性が高くなります。感情による勢いで発言や行動をしたくなるときは誰でもありますが、一呼吸置いて自分が同じことをされたらどう感じるか考えてみましょう。

まとめ

ハラスメントは、働く現場において悪影響を及ぼします。蔓延すれば、先生のモチベーションや生産性の低下に繋がるでしょう。個人間の意識はもちろんですが、学校全体で対策を立てる必要があります。定期的な勉強会の実施や相談窓口の設置など、できることから対策しましょう。

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この記事を書いた人
鶴巻 健太

鶴巻 健太

新潟在住のメディアディレクター
ウイナレッジのコンテンツ編集を担当
朝は農業を楽しみ、昼はスタバのコーヒーと共にパソコンに向かうのが日課

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