
夏を迎えると気になる汗のニオイ。学校からコンビニに行くだけでも汗をかいてしまうので、憂鬱な気分になる先生も多いのではないでしょうか。
そして、汗のニオイは自分で気づきにくいもの。放っておくと学生に「臭い」と思われ、不潔な印象を持たれてしまうかも…。
そうなる前に対策をしましょう。この記事では、今日からできるニオイ対策を7つまとめました。いつも清潔感を保ちたい先生は必見です。
目次
汗のケアしていますか?ニオイがきついと「スメハラ」と言われるかも…

「スメルハラスメント」という言葉をご存じですか。スメハラと略され、口臭や体臭などニオイで周囲を不快な気持ちにさせる行為を指します。スメハラは本人が無自覚であるケースも多く、体に関係することから周囲も指摘しにくい問題です。
こまめに汗のケアをしないと、気付かないうちにスメハラを引き起こしてしまうかもしれません。「自分は大丈夫」と思わずに、一度チェックしてみるとよいでしょう。
自分の汗は臭い?セルフチェックしてみよう
自分の体臭は慣れてしまいやすいため、ニオイがしていても気づかない可能性があります。とはいえ、人にも聞きづらいですよね。ここでは、ニオイが発生しやすい生活習慣と、セルフチェックする方法を紹介します。
こんな人は要注意
本来、汗は無臭です。しかし、かいた汗を放置していると皮膚表面の汚れや皮脂と混ざり合い、ニオイ発生の原因になります。他にも生活習慣やストレスが原因でニオイがきつくなることも。
- 入浴はシャワーが多く、湯船にほとんど浸からない
- 家と学校の往復が基本で、運動して汗をかく機会が少ない
- 唐揚げやポテトなど脂っこい食事とお酒が大好き
上記に当てはまる人は要注意です。汗腺の機能が低下し、ベタベタした汗をかきやすくなります。サラサラな汗に比べると菌が繁殖しやすく、ニオイの元となりやすいのです。
ニオイをセルフチェックする方法
では、自分が発しているニオイをチェックしてみましょう。ここでは2通りの方法を紹介します。
全身のニオイをチェックする方法
全身のニオイは、お風呂に入る時にカンタンにチェックできます。具体的な流れは次の通り。
- 入浴前に、着用していた衣服をビニール袋に入れる
- 入浴する(10~15分程度)
- 入浴後、袋に入った衣服のニオイを確認する
全身の汗や汚れを洗い流し、清潔な状態にすることで嗅覚もリセットされます。その状態で袋を開けることで、周囲の人が感じているのと同じように自分のニオイを嗅げます。もし不快に感じるようであれば、対策したほうがよいでしょう。
ワキのニオイをチェックする方法
ワキのニオイは、ティッシュを使ってカンタンにチェックできます。汗をかいている場合は、拭き取ってすぐにニオイを確認してみてください。
もし汗をかいていない場合は、1時間ほどティッシュをワキに挟みます。その後ティッシュのニオイを嗅いでみましょう。ツーンとしたニオイがするようなら、対策しないとスメハラを引き起こしてしまうかもしれません。
今日から手軽に始められる汗のニオイ対策7選

では、汗のニオイにはどのような対策をすればよいのでしょうか。ここでは、今日から手軽に始められる方法を7つ紹介します。
かいた汗は素早く拭き取る
かいた汗を放置しておくと、皮脂や雑菌と混じり、ニオイが発生する原因となります。そのため、汗をかいた時はこまめに拭き取ることが大切です。
拭き取る際は濡らしたタオルがおすすめ。乾いたタオルに比べて、ニオイの成分も一緒に拭き取れますよ。
制汗デオドラント剤を使う
ニオイ対策のために制汗デオドラント剤を使っている人も多いのではないでしょうか。現在はスプレータイプやシートタイプ、ロールオンタイプなど様々な種類が発売されています。
それぞれ特徴があるので、用途によって使い分けるのがおすすめです。例えば、かいた汗やニオイ成分をシートタイプで拭き取って清潔な状態にしてからスプレータイプでニオイを抑えるようにするのがよいでしょう。
汗をかいたままいきなりスプレーしても、ニオイの元が残っている状態なので、制汗剤の効果が十分に発揮できません。
汗をかく前の状態であれば、長時間ニオイを抑える効果が期待できるロールオンタイプがおすすめです。
通気性の良い衣類を着用する
通気性の良い衣類を着用するのも有効です。通気性の悪い衣類は汗が蒸発しにくいため、ムレて雑菌が繁殖しやすい環境を作り出してしまいます。結果的にニオイが発生しやすくなるでしょう。
通気性が良い素材で作られたスーツや、吸汗速乾性のあるインナーを着用することで、汗をかいても快適に過ごせますよ。
汗取りパッドを使う
ワキに汗をかきやすい人は、汗ジミも気になりますよね。「汗対策もしたいけれど、お気に入りの洋服も着たい!」そんな時は汗取りパッドを使いましょう。
抗菌・消臭タイプならお気に入りの洋服を汗ジミから守るだけでなく、ニオイ対策にも役立ちます。
朝シャワーを浴びる
早起きが得意な人は、いつもより10分早く起きて朝シャワーを浴びましょう。寝ている間はコップ約1杯分の汗をかきます。汗や皮脂がいつまでも皮膚に付着していると、ニオイの原因に。
朝シャワーで洗い流すことで、皮膚を清潔な状態にできます。体がサッパリして、清々しい気分で1日をスタートできるのもメリットです。
足裏の角質ケアをする
見落としがちなのが足です。足の裏は他の部位よりも汗腺が多く、汗をかきやすい箇所なので、こまめに角質ケアをしてあげましょう。古い角質が残ったままだと雑菌が繁殖しやすくなり、ニオイの原因となります。
ドラッグストアでは足用の石鹸やピーリングもあるので、足のニオイが気になる人は使ってみてはいかがでしょうか。
消臭効果が期待できる洗剤を使う
体だけでなく、衣類のケアにも気を配りましょう。汚れやニオイは時間が経つほど落ちにくくなるため、こまめに洗濯することが大切です。洗う際は消臭効果のある洗剤や柔軟剤を使うのがおすすめ。
特にニオイが気になる場合は、つけ置き洗いするのもよいでしょう。40度程度のお湯に洗剤を入れ、30分から2時間ほどつけ置きしたら通常通り洗濯するだけ。部屋干しによる生乾き臭も防げます。
まとめ
夏になると気になる汗のニオイ。自分では気付きにくいため、知らないうちに周囲の学生や先生にスメハラしている可能性があります。そうならないためにも、日頃から対策しておきましょう。
こまめに汗を拭いたり用途に合わせた制汗剤を使ったりするなど、少しの工夫でニオイは抑えられます。しっかり対策して、快適な毎日を過ごしましょう。
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鶴巻 健太
新潟在住のメディアディレクター
ウイナレッジのコンテンツ編集を担当
朝は農業を楽しみ、昼はスタバのコーヒーと共にパソコンに向かうのが日課