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新年の挨拶メールを送る際のマナーと注意点とは?例文を交えて解説

2023.12.26 (最終更新:2024.04.12) ワーク コラム

近年は、年賀状ではなくメールで新年の挨拶をするケースも増えてきましたね。上司や同僚、取引先に送っている先生も多いのではないでしょうか。新年の挨拶は相手と良好な関係を築くために重要な役割を果たしますが、マナーを守れていないと相手に不快感を与える可能性があります。

そこで本記事では、新年の挨拶メールを送る際に押さえたいマナーや注意点をまとめました。例文も紹介しているので、文章を考えるときの参考にしてください。

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新年の挨拶メールは良好な人間関係を築くためにも重要

年始に送る挨拶メールには、新しい年を祝うと同時に、昨年お世話になったことを感謝する意味合いがあります。今後も良好な関係を続けたい相手には、自分から挨拶メールを送りましょう。ここではメールで伝えるメリットを紹介します。

メールで伝えるメリット

メールで新年の挨拶をするメリットは複数あります。

  • 場所を選ばず挨拶できる
  • ハガキや印刷代などのコストがかからない
  • 時間の制約が少ない
  • 住所を聞かずに送れるのでプライベートに配慮できる

近年では年賀状のやりとりを終了する「年賀状じまい」をし、メールで新年の挨拶をするケースも増えていますよね。

短めの文章でもOK

年賀状で挨拶する場合、ハガキの空いた場所に一言添えて送る先生も多いでしょう。いざメールでの文章を考えようとすると、手が止まってしまうかもしれません。

しかし、メールの場合も短めの文章でOKです。ダラダラと長い文章だと、かえって相手の負担になりかねません。マナーを押さえつつ、短くも心のこもったメールを送りましょう。基本的なマナーと注意点は、次章で詳しく解説します。

新年の挨拶メールで押さえておきたい7つのマナーと注意点

相手と良い関係を築くために送っているにもかかわらず、マナー違反のメールでは相手に不快な印象を与えかねません。以下のマナーと注意点を押さえましょう。

  1. 松の内(1月7日)までに送る
  2. 忌み言葉は使わない
  3. 年賀状にはメールでなく年賀状で返す
  4. 賀詞は相手によって使い分ける
  5. 機種依存文字は使わない
  6. 年賀状の挨拶とわかる件名にする
  7. 一斉送信しない

それぞれ解説します。

1.松の内(1月7日)までに送る

ビジネス関係の相手へ送る新年の挨拶メールは、年賀状のように三が日に届く必要はありません。基本的には仕事始めの日から、松の内と呼ばれる1月7日頃までに送りましょう。送り忘れのないように、送信予約の機能を使うのがおすすめです。

やむを得ず、7日を過ぎてしまう場合は「あけましておめでとうございます」のフレーズは避け、寒中見舞いとして送りましょう。

2.忌み言葉は使わない

忌み言葉とは、結婚式やお葬式の際に不幸を連想させることから避けられている言葉です。縁起の悪い印象を与えるため、使用は避けましょう。具体的に避けるべき忌み言葉は、以下のとおりです。

  • 落ちる
  • 去る
  • 衰える
  • 失う
  • 流れる
  • 閉じる

特に注意したいのが「去年は大変お世話になりました」というフレーズです。一見問題がないように見えますが、「去年」には「去る」を意味する漢字が使われています。去るは忌み言葉になるため、「旧年」「昨年」などに言い換えましょう。

3.年賀状にはメールでなく年賀状で返す

年賀状で新年の挨拶をする人もまだ多くいます。相手から年賀状が送られてきた場合には、こちらも年賀状でお返しするのがマナーです。メールで返信するのは失礼にあたるため注意しましょう。

4.賀詞は相手によって使い分ける

新年を祝う挨拶には「賀詞(がし)」を入れるのがマナーです。しかし、使う相手によってはマナー違反になる賀詞もあるので注意しましょう。たとえば、代表的な「賀正」「迎春」「寿」など、漢字1〜2文字の賀詞は、目上の人に対して使うと失礼にあたります。これらは親しい友人や部下、後輩に対して使いましょう。

上司や取引先に送る場合は、以下の賀詞を使用するのが適切です。

  • 謹賀新春
  • 謹賀新年
  • 恭賀新春
  • 恭賀新年
  • 新春来福

ただし、メールで挨拶する場合は「謹んで新春のお慶びを申し上げます」など、賀詞を使わない文章でも問題ありません。

5.機種依存文字は使わない

機種依存文字は、相手の閲覧環境によって正しく表示されないケースがあります。せっかく考えた文章が正しく伝わらない可能性があるため、絵文字や特殊記号の使用は避けましょう。

6.年賀状の挨拶とわかる件名にする

本文だけでなく、件名にも配慮しましょう。人によっては年末年始の期間に大量のメールが届くケースもあるため、挨拶メールだと一目で判別できるような件名だと親切です。たとえば「新年のご挨拶+社名と名前」のように、件名と差出人をセットで記載すると相手も理解しやすいでしょう。

7.一斉送信しない

多くの人に同じ内容を送る場合は、一斉送信が簡単ですよね。しかし、新年の挨拶を送る場合は失礼にあたるため避けましょう。メールの内容も画一的になってしまい、手間を惜しんだと受け取られてしまうかもしれません。また一斉送信は、メールアドレスなど個人情報漏洩のリスクも高まります。面倒だと感じても個別に送りましょう。

【相手別】新年の挨拶メール例文4パターン

ここでは相手別のメール例文を4パターン紹介します。迷ったときの参考にしてください。

  1. 取引先へ送る際のメール例文
  2. 上司へ送る際のメール例文
  3. 同僚・後輩に送る際のメール例文
  4. 相手が喪中の場合

それぞれ解説します。

1.取引先へ送る際のメール例文

取引先との関係にもよりますが、具体的なエピソードを入れることで心に届きやすいメールになります。今後も良好な関係を保ちたい場合は、ぜひ入れてみてくださいね。

例文

ABC株式会社 
営業部 第一営業課
田中太郎 様

あけましておめでとうございます。
株式会社ウイナレッジの佐藤一郎でございます。
旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
特にイベント時には田中様の多大なるお力添えをいただき、大変助かりました。
弊社もお力になれるよう誠心誠意努める所存です。
なお新年は、1月4日より通常営業となります。
ご用命がありましたら、お気軽にご連絡ください。

2.上司へ送る際のメール例文

上司へ送るメールには、昨年お世話になった感謝の気持ちと一緒に、来年の目標や展望を添えてみてはいかがでしょうか。仕事への積極性をアピールできます。

例文

田中部長

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
昨年は大変お世話になりました。
本年は大切なプロジェクトもあり、一層気が引き締まる思いです。
成果を出すべく行動する所存ですので、ご指導のほどよろしくお願いいたします。

3.同僚・後輩に送る際のメール例文

同僚や後輩に送るメールでは、少しやわらかいニュアンスを意識してみましょう。これからも一緒に協力していきたい姿勢を伝えることで、印象の良いメールになりますよ。

例文

あけましておめでとうございます!
昨年は大変お世話になりました。いろいろ助けてくれてありがとう。
今年も忙しくなりそうだけど、お互い健康に気を付けて乗り切りましょう。
手伝えることがあれば遠慮なく言ってね。
それでは今年もよろしくお願いいたします。

4.相手が喪中の場合

相手が喪中の場合、基本的に新年の挨拶メールは出しません。しかし、故人が亡くなった時期によっては、相手方から年賀状が届いてしまうケースもあります。その際は、年賀状で返すのではなく寒中見舞いを送って対応しましょう。

例文

寒中見舞い申し上げます。
年賀状をいただきましたが、同時に訃報もお伺いいたしました。お父様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
お父様には、小さな頃から大変お世話になりました。よく泥だらけで遊んで帰っては一緒に怒られましたね。
ご家族のご心痛は計り知れません。
厳しい寒さが続きますが、ご健康に気を付けてお過ごしください。

新年の挨拶メールを少しユニークに!使えるフレーズ10選

新年の挨拶メールは、どうしても堅苦しくなりがち。ほかの人と差を付けたい人は、少しユニークな一言を添えてみるのもおすすめです。使える10のフレーズを紹介します。

  • 激動の時代ですが田中様はお変わりありませんか?今年もお会いできるのを楽しみにしております!
  • 今年もおモチのように粘り強く頑張る所存です!
  • コロナとは距離を置きたいですが田中様とは密に関わっていきたいと思っております!
  • お互いお酒を控えめにしつつも酔い(良い)年にしましょう!
  • 今年はせめて十日坊主になるよう頑張ります
  • 今年の目標は5kg減量です!結果は来年報告しますね
  • 今年もお世話よろしくお願いします!
  • 今年こそ頼れる上司になるべく頑張ります
  • 2024年はチームのトップに”タツ”ぞ!
  • 時が経つのは早いですね。辰年だけに(笑)

相手との関係性にもよりますが、一言添えてあなたらしさを伝えてみてはいかがでしょうか。

まとめ

新年の挨拶メールは、基本的なマナーを理解したうえで送ることが大切です。加えてあなたらしい一言やエピソードを加えれば、短くても心のこもった文章になるでしょう。良好な人間関係を構築するためにも、ぜひ少し時間をかけて考えてみてくださいね。

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この記事を書いた人
鶴巻 健太

鶴巻 健太

新潟在住のメディアディレクター
ウイナレッジのコンテンツ編集を担当
朝は農業を楽しみ、昼はスタバのコーヒーと共にパソコンに向かうのが日課

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