
仕事を進めるにあたって、以下のような悩みを抱えていませんか。
授業が思うように進まない
雑務が多くて残業が減らない
書類管理が苦手
スムーズに業務が進まないと、次第にストレスが溜まりますよね…。悩みを抱えている先生は、アプリを活用してみましょう。
業務効率化に役立つアプリは数多くありますが、本記事では厳選した9つのアプリを紹介します。併せて選び方も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
【2025年】専門学校の先生におすすめのアプリ10選
専門学校の先生は、こなさなければならない業務がたくさんありますよね。そんな忙しい先生におすすめのアプリは次の9つです。
- 生成AIで業務効率化:ChatGPT
- 簡単にプロ並みの画像を作成:Canva
- 情報共有を簡単に:Stock
- 日々の業務状況を可視化:TimeCrowd
- 手描きノートアプリ:GoodNotes 6
- 細かい予定も簡単管理:FirstSeed Calendar
- 書類をPDF化:Adobe Scan
- ファイルを安全に保存・同期:Google ドライブ
- やり取りがスムーズに:Slack
- 音声を瞬時に文字起こし・要約してくれる:Notta(ノッタ)
どのようなアプリか詳しく解説します。少しでも負担を減らすために、ぜひ活用してみてくださいね。
1.生成AIで業務効率化:ChatGPT
ChatGPTは高度なAI技術によって、自然な会話ができるチャットサービスです。2022年11月にOpenAI社からリリースされ、現在では多くの企業で導入されています。2025年8月には、GPT-5がリリースされました。複雑な課題にも対応できる高度な推論能力を持ち、かつ処理モードを自動で切り替える仕組みが導入されたことで、応答の精度が大きく向上しています。
専門学校でもメール文章やテスト問題の作成、イベントのアイデア出しなど使い方は無限大。詳しい活用事例は、以下の記事で解説しているので参考にしてください。
関連記事: 【先生向け】ChatGPTを業務で活用するには?6つの例や注意点を解説
2.簡単にプロ並みの画像を作成:Canva
学校のイベントチラシや、プレゼンテーションで使う資料作成に苦手意識を持つ先生も多いでしょう。そのようなときは、初心者でも簡単にデザイン作成できる「Canva」がおすすめ。
テンプレートの種類は約61万点、素材に関しては1億点ほど揃っており、ドラッグ&ドロップで操作できるのが特長です。デザインが苦手な先生でも、サクサクとチラシや資料を作成できますよ。デザインの質を高めることで、学生の理解度や学校の印象向上にも繋がるでしょう。
3.情報共有を簡単に:Stock
「Stock」は、チームや組織内での情報共有が簡単にできるツールです。教育現場では授業計画や教材、学生の情報など、さまざまな情報を共有する必要がありますよね。Stockを使えば情報を一元管理でき、必要な情報へのアクセスも容易になります。主な機能は、以下のとおりです。
- ノート機能: 文書、画像、動画などを自由に追加して共有できる
- チャット機能: ノートごとにメンバーとリアルタイムでコミュニケーションが取れる
- 検索機能: 蓄積された情報を簡単に検索・参照できる
- タスク管理:ノートに対して必要なタスクを紐づけられる
- 誤削除防止機能:削除したデータも30日間保存される
またStockは、ITに詳しくない人でも直感的に使えるよう設計されています。セキュリティ面でも安心して使えるため、教育現場での情報管理に最適です。
4.日々の業務状況を可視化:TimeCrowd
「誰が」「どの業務に」「どれぐらい」時間をかけているのか確認したいなら、業務時間を見える化できる「TimeCrowd」がおすすめです。アプリを起動して取り組むタスクを選択するだけで、自動的に時間の計測が始まります。
たとえば「授業準備」「学生指導」「会議」といったタスクを設定しておけば、それぞれの業務にどれだけ時間を費やしているかが一目瞭然です。
組織内で導入すれば、ほかの先生との情報共有も簡単になります。「授業準備に思ったより時間がかかっている」「学生指導の時間が不足している」といった気づきが得られ、業務の質向上に役立つでしょう。
5.手書きノートアプリ:GoodNotes 6
GoodNotes 6は、iPadやiPhone、Android上で手書きノートを作成できるアプリです。サッとメモを取れることはもちろん、教科書をPDF化して取り込むこともできます。デジタル化した教科書には自由に書き込みできるため、通勤時間を使って授業計画を立てることも可能です。
iPadをプロジェクターやモニターに接続すれば、書き込みした教科書や自作のプリントを黒板に映すことも簡単。わざわざ黒板に書き写す必要もなければ、人数分印刷する必要もありません。
また、保存した膨大な資料は検索機能で瞬時に見つけられますよ。書き出し機能もあるので、先生同士で書類共有も可能です。前作のGoodNotes 5から進化しているGoodNotes 6ですが、ほかにも以下の機能が搭載されています。
- ペンジェスチャ機能
- AI数学アシスタント
- 誤字・脱字の修正
- ノートと一緒に音声録音
無料でも使えますが、効率を求めるなら全機能が使える有料プランがおすすめ。年間1,350円(税込)で使えます。ただし、Androidの場合は機能に制限があるのでご注意ください。
6.細かい予定も簡単管理:FirstSeed Calendar
予定が詰まっていると、忘れないために神経を使いますよね。そのようなときは、スケジュール管理アプリを使いましょう。FirstSeed Calendarはシンプルな操作性ながら、かゆいところに手が届く機能が備わっています。
- ウィジェットに対応
- 多彩な表示形式(1日・週間・年間・月間)
- テンプレート機能で同じ予定を簡単作成
- ToDo表示機能
他にも、予定が近くなったら通知してくれるリマインダー機能が搭載されているため、忙しい先生でも安心。iPhoneとiPadどちらにも対応しています。
7.書類をPDF化:Adobe Scan
Adobe Scanは、かさばる書類をデジタル化したい時に便利なアプリです。カメラで撮影するだけでPDF化してくれるため、誰でも簡単に紙書類をデジタル化できます。デジタル化した書類は保存・共有も可能です。
撮影した書類ページを並び替えたい場合も、タップするだけ。スキャンしたページに不要な余白がある場合、指一本で修正もできます。たくさんの書類で鞄がパンパンだった先生も、Adobe Scanを使えば持ち運びラクラクです。書籍モードを使えば、ページの歪みも補正してくれます。
また有料プランに加入すれば、スキャンだけでなく誤字の修正やテキストの追加、書式変更なども可能です。
8ファイルを安全に保存・同期:Google ドライブ
Google ドライブは、インターネット上にファイルを保管できるクラウドストレージサービスです。保存したデータはパソコンやスマートフォンなど、どの端末からでもアクセスできるため、外出先でも必要な資料をすぐに確認できます。
たとえば授業のプリントを学校でアップロードしておけば、自宅のパソコンからも同じファイルを開けます。
またフォルダを作成して科目ごとに整理したり、検索機能を使って必要なファイルをすぐに見つけたりできるのも便利です。日常の事務作業や授業準備をスムーズに進めるうえで役立つ機能といえるでしょう。
やり取りがスムーズに:Slack
先生同士のやり取りがスムーズに進まないと悩んでいるなら、Slackを活用してみてはいかがでしょうか。Slackはビジネス向けに開発された、コミュニケーションツールです。
一人の相手と直接チャットできるダイレクトメッセージ機能はもちろん、複数の人と会話できるスレッド作成機能もあるため、プロジェクトや会議ごとのやり取りも簡単。同じ内容を先生ごとに説明する手間もありません。
また、GoogleカレンダーやGoogleドライブ、Zoomなど300種類以上の外部サービスと連携が可能。たとえばZoomと連携すれば、Slackから直接Zoomミーティングに参加することもできます。
2024年4月には生成AI機能「Slack AI」が導入され、長いスレッドやチャンネルを要約したり「7月に話し合ったイベントアイデアは?」といった質問にも答えられるようになりました。さらに2025年のアップデートでは、略語が多いメッセージや複雑なトピックについてAIがわかりやすく解説してくれる機能が追加。指定したキーワードを含むメッセージをきっかけに、ワークフローを自動で開始できる仕組みも加わりました。教育現場での情報整理や作業効率を、今まで以上にスムーズにしてくれるでしょう。
こちらもおすすめ:無料で使える!スマホ向け文章作成アプリおすすめ5選
10.音声を瞬時に文字起こし・要約してくれる:Notta(ノッタ)
Notta(ノッタ)は、会議や授業などの音声をリアルタイムで文字に変換してくれるアプリです。会話の内容を自動で記録したあとAIが要点をまとめてくれるため、情報をすばやく整理できます。
ZoomやGoogle Meetといった主要なオンライン会議ツールと連携可能で、Notta Botを会議に招待するだけで自動的に記録がスタート。終了後は要点をまとめたレポートが生成されるため、議事録の作成にかかる負担を大幅に軽減できます。
また文字起こしのスピードが速いのも大きなメリット。たとえば1時間分の音声なら、約5分で処理可能です。英語を含む58言語に対応していて話者の区別もしてくれるため、多人数の会話や国際的なシーンにも対応できます。教育現場における情報共有や、振り返りを効率化するアプリとして先生の心強い味方になるでしょう。
忙しい先生におすすめの息抜きアプリ3選
業務効率化を図ってバリバリと仕事することも大切ですが、ときには息抜きの時間も必要ですよね。ここでは仕事の合間に気軽にできる、おすすめアプリを3つ紹介します。
- コレクション欲が刺激される:Pokémon Trading Card Game Pocket
- 気軽に推し活を楽しめる:Weverse(ウィバース)
- 学生のトレンド把握にも役立つ:TikTok(ティックトック)
心身共に潰れないためにも、適切に休憩時間を取ってくださいね。
コレクション欲が刺激される:Pokémon Trading Card Game Pocket
Pokémon Trading Card Game Pocket(通称:ポケポケ)は、ポケモンカードをスマートフォン上でコレクションできるアプリです。カードパックは1日2回、12時間ごとに無料で入手できます。
演出もリアルで、実際に開封しているようなワクワク感も楽しめるのが特長です。集めたカードは友人との交換が可能で、オンライン対戦機能も備わっています。短時間で手軽に趣味の世界に浸れるため、多忙な先生にとって息抜きにぴったりのアプリといえるでしょう。2024年10月のリリース以来、多くのユーザーから支持を得ています。
気軽に推し活を楽しめる:Weverse(ウィバース)
Weverseは韓国発のファンコミュニティプラットフォームで、BTSやSEVENTEENなどのK-POPアーティストを中心に日本・海外の著名人が多く参加しています。ファンはアーティストが投稿する写真や動画をチェックでき、コメントを通して交流を楽しめるのが特長です。なかには本人から直接返信が届くことも。
翻訳機能がついており、言語がわからなくても安心して国際交流を楽しめるのもポイント。ちょっとした休憩時間が特別な「推し活時間」になるでしょう。
Weverseの詳細は、下記の記事で詳しく解説しています。
関連記事: 推し活に欠かせないWeverse(ウィバース)とは?3つの特徴や楽しみ方を解説
学生のトレンド把握にも役立つ:TikTok(ティックトック)
TikTokは、短時間の縦型動画を気軽に楽しめるアプリ。エンタメ系はもちろん学習動画や料理のコツ、リラックスできるASMRなど多様なコンテンツが投稿されており、短時間でも満足感を得られるのが魅力です。以前は若者を中心に人気でしたが、コンテンツの豊富さから今では幅広い層に利用されています。
アルゴリズムが各ユーザーの関心に合わせて動画を選んでくれるため、自分に合ったコンテンツが自然と流れてくるのも嬉しいポイント。癒しの動物動画で心を和ませたり、ユーモア溢れる投稿で笑ったりする時間は、忙しい日々の良いリフレッシュになるでしょう。学生が関心を寄せている話題を知る手がかりにもなります。
TikTokの詳細は以下の記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。
関連記事: 今さら聞けないTikTokとは?若者に人気の理由を解説
先生がアプリを導入する3つのメリット
先生がアプリを活用するメリットは3つあります。導入前にメリットを把握しておけば、より活用への意欲が湧いてくるのではないでしょうか。
- 情報共有がスムーズになる
- スケジュール管理が簡単になる
- 資料の持ち運びがラクになる
それぞれ詳しく解説します。
情報共有がスムーズになる
年間を通して業務がたくさんある先生。日々流れてくる情報を処理するだけで大変かもしれません。しかし、忙しさを言い訳にはできませんよね。
うっかり連絡漏れや伝達ミスがあると参加必須の先生がいない、学生に共有するべき資料が足りないなど、会議や授業の進行に支障をきたす可能性があります。学生や保護者から不信感を持たれてしまうことも。
アプリを使えば、情報はもちろん書類の共有も簡単にできます。先生同士で顔を合わせる時間がなくても、スムーズに必要事項を連絡できるでしょう。
スケジュール管理が簡単になる
スケジュールが詰まっていると、予定や期日を忘れてしまうことがあります。定例の会議は覚えていても、イレギュラーな集まりや会議を忘れてしまった経験を持つ先生も多いのではないでしょうか。
手帳に書いていたとしても確認する暇がなく、気付いたら期日が過ぎていた…なんてこともあるかもしれません。しかしスケジュールアプリを使えば、そのようなリスクを抑えられます。リマインド機能を使えば、予定を失念することもなくなるでしょう。
資料の持ち運びがラクになる
紙媒体の資料はかさばるうえに、探すのが大変ですよね。日頃から細かくファイルに分けて管理していればよいですが、そうでない場合は探すのも一苦労でしょう。
しかし、アプリでPDF化すれば、わざわざ鞄に詰め込んで持ち運ぶ必要はありません。膨大なデータをデジタル化しても検索機能で瞬時に呼び出せるため、探す時間も省けます。スリムな鞄で通勤もラクになるのではないでしょうか。
アプリを選ぶ際のポイント3つ
アプリストアで検索してもらうとわかるのですが、業務を効率化するためのアプリは色々あります。しかし、迷ったからといってがむしゃらにダウンロードするのはおすすめしません。ここではアプリを選ぶ際のポイントを3つ解説します。
- 操作が簡単で使いやすいか
- 本当に必要な機能が搭載されているか
- セキュリティは万全か
詳しく解説します。検討する際の参考にしてください。
操作が簡単で使いやすいか
アプリはシンプルで使いやすいものを選びましょう。複数人で使うアプリなら、特に重視したいポイントです。使い方が複雑で難しいと慣れるまでに時間がかかり、逆に業務が非効率になる可能性があります。
結果的に一部の人しか使わず、スムーズな連携が実現できなかった、ということにもなりかねません。まずは操作性を確かめてみましょう。
本当に必要な機能が搭載されているか
多機能だからという理由でアプリを選ぶのは避けましょう。機能がたくさんあっても使わない、もしくは使いこなせなければ無駄になります。
たとえば写真を撮影するだけでよければ、スマホにデフォルトで入っているアプリでも充分ですよね。こだわった加工やフィルター機能が搭載された有料アプリを購入する必要はありません。
このように多機能な有料アプリよりも、シンプルな機能の無料アプリのほうが、良いケースもあります。アプリを導入する際は、まず必要な機能を明確にしてから選ぶのがおすすめです。
セキュリティは万全か
学校で取り扱う書類は個人情報や社外秘の情報も多いため、セキュリティにも配慮しなければなりません。セキュリティが脆弱な場合は、大切な情報が漏洩するリスクも。なかには悪質な詐欺アプリも存在します。
ダウンロードする際はApple、またはGoogleの公式アプリ経由に留め、怪しいサイトや広告経由でのダウンロードは避けましょう。アプリのレビューや開発元も確認してください。またアプリ上でパスワードを使う場合は、入念な管理も忘れずに。
まとめ
忙しい専門学校の先生に役立つ、おすすめアプリを10種紹介しました。スケジュール管理や情報共有は、業務が増えるほど難しくなりますよね。そのようなときは、アプリを活用して業務の効率化を図りましょう。
しかし、便利そうだからといって、手当たり次第にダウンロードするのはおすすめしません。逆に手間となったり連携が複雑になったりする可能性があります。
まずは業務を進めるうえで欲しい機能を明確にし、操作性や安全性も加味したうえで選びましょう。うまく活用できれば、負担が減って仕事を進めるのがラクになりますよ。
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鶴巻 健太
新潟在住のSEOディレクターで「新潟SEO情報局」というサイトを運営中
ウイナレッジのコンテンツ編集を担当
朝は農業を楽しみ、昼はスタバのコーヒーと共にパソコンに向かうのが日課









