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【4】マスク越しの今こそ「話し方と表情」をブラッシュアップ!

2022.06.13 (最終更新:2022.10.11) 記事 教務情報

連載【伝わる・信頼される】先生になる!教務スキルアップ講座

専門学校の先生にとって、【伝わる】授業・【信頼される】学生対応は、専門分野の知識と並ぶ大切な要素。新任の先生も、スタイルの固まってきた先生も、教務スキルを自己点検してみませんか。航空系・医療系をはじめとする多くの専門学校・大学で教え、学生・卒業生から愛される川口先生とお送りする連載です。

皆さん、こんにちは。
季節は6月に移り変わり、夏の暑さを感じる毎日となりました。

マスクをつけて講義をするのが当たり前になって、早くも2年以上が経過しました。
授業を担当する先生方も、特に慣れないうちは息苦しさを感じたり、声が通らない・話しにくいと思ったりしたことでしょう。
マイクがあればまだしも、マイクがない教室での授業では通常より声を張り上げますから、倍以上に疲れた……という経験、ありませんか?

今回第4回は、「話し方」と「表情」についてお伝えしていきたいと思います。

学生が眠たくなる話し方をしていませんか?

講師控室で先生方が指摘を受ける事項のひとつに、「学生が授業中に寝ている」ことがあげられます。
寝てしまうのにはもちろん学生側の問題もありますが、先生が「思わず眠くなってしまうような話し方」をしていることもあります。

講師の生命線ともいえる「話し方」

私が話し方を意識するようになったきっかけは、講師を始めた最初の頃の学生アンケートでした。
「川口先生は『~ですね』と語尾に『ね』がつくことが多く、耳障りだ」という辛口コメント。
この言葉ぐせには自分でも気が付いていなかったので、指摘は驚きで、ショックを受けました。
もうかれこれ14年前の話ですが、今でもはっきりと覚えています。

それ以来、「~です」「~ます」と語尾を意識してはっきり話すよう心がけるようになりました。
話し方セミナーやボイストレーニングなどに通っていたのもその時期です。
学生からの指摘がなければ、話し方を意識することはなかったかもしれません。

専門学校の講師の先生の中には、学校側の模擬授業審査もなく、いきなり授業を任されて教壇にたっている先生も多いのではないでしょうか。
自分でも気が付かない言葉ぐせや、早口、声が聞き取りにくい……といったことがあるかもしれません。
学生から指摘されることはなかなかないと思いますが、録音して自分の声を聞いてみるのも一つの方法です。
ご自身の話し方をチェックする際には、次のポイントに気を付けてみてください。

チェックポイントここに注意!
大きな声ゆっくり早口になっていませんか?
抑揚をつけて大事なポイントは強めに
やさしい言葉難しい言葉を使わず、普段の言葉で
を取る聞き手が頷くくらいの呼吸で間を取ると聞きやすい
全体を眺めながら全体に目を配る
(Zの字で目線を動かすと両端にも届く)
言葉ぐせ
(メリハリ良く)
「え~」「あの~」「そうですね~」NG
語尾
(ハッキリと)
聞き取れていますか?
笑声
(えごえ)
常に声は笑顔で

さて、典型的な「眠くなる話し方」とはどんなものでしょうか。
これまで17年間の講師生活で5,000人を超える教え子たちから得た答えは、

  • 声に抑揚がなく、子守歌のように心地よく眠気を誘う声
  • 難しくて何を言っているのかさっぱりわからず、寝るしかない

この2パターンでした。

授業中に寝ている学生がいたら、学生だけの問題と思わず、今一度初心にかえってご自身の話し方をチェックしてみることをおすすめします

マスク越しでの表情は目と眉が重要

マスクによって顔の表情全体が読み取りにくくなっている今、目と眉で表情を作ることがとても重要です。

エクササイズをしてみましょう。
口角をあげて、「ウイスキー」と言ってみてください。
ウイスキーの「キー」に特に力を込めます。
表情筋が緩み、目も眉も笑っていますね。

学生たちは、先生が怒っているのか、笑っているのか、マスクで隠れて読み取れないことで不安に感じます。
普段から、目と眉で表情を作ってもらいたいところです。

話力があるとは?

よく、「あの人は話がうまい」とか「話術が巧みだ」とか言いますが、これは必ずしも誉め言葉とは限りません。
「うまい話に騙された」「巧みな話術にまんまとひっかかってしまった」……というように、ネガティブな意味合いにもつながります。
つまり、「どう話すか」という話術だけでなく、「誰が(話者の人格)」「何を(話の内容)」の質があっての「話力」ということです。

態度・内容に人格が備わって、「あの人には話力がある」という最高の誉め言葉となります。

たとえ話す技術がどれだけうまくても、先生の人格が備わっていなければ、学生はついていきません

相手を動かす話ができるかどうかを決める3要素

学生の心を動かす先生の「話力」で、学生に「授業に積極的に来たい」とぜひ思わせてください。

最後に

学生にとって、社会人になる前に関わる最後の砦が講師の先生方だと思います。
ぜひ、学生にご自身の素晴らしい体験談、経験を語ってほしいと思います。
なぜなら、学生は皆、先生の体験や意見を聞きたいと思っているからです。

教壇に立てることは幸せなことです。
そして、いつも笑顔のストロークを!!

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この記事を書いた人
川口 晴美

川口 晴美

元日本航空グランドスタッフ。在職14年の間、JAL「サービスの達人」社長賞や社内接客大賞「ホスピタリティ賞」受賞。全国各地の空港で指導教官として勤務。退職後、大学、専門学校の非常勤講師として客室乗務員やグランドスタッフを多数輩出。現在は、大学、専門学校(医療系、留学生)高校、NHK文化センターで教える。
オフィス川口を設立し、学生の就活サポート、各種検定、企業研修を手掛ける。サーティファイ認定会場。

オフィス川口HP
https://office-kawaguchi.jimdofree.com

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