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TOPコラムライフニットとセーターの違いとは?使われる素材や編み方別の種類も紹介

ニットとセーターの違いとは?使われる素材や編み方別の種類も紹介

2025.01.08 ライフ コラム

寒い季節に重宝するニットとセーター。通勤服に取り入れる先生も多いと思いますが、両者の違いを知っていますか?似ているようで、実は明確な違いがあります。

そこで本記事では、ニットとセーターの違いを解説。素材や編み方別の種類、混同されがちなファッション用語もまとめました。違いを理解することで、コーディネートの幅が広がるかも?

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ニットとセーターの違いとは?

ニットセーター
生地の総称で、幅広いアイテムに使用ニット生地で作られたトップス

冬のコーディネートに大活躍するニットとセーターですが、ここでは、両者の違いを詳しく解説します。

ニットとは

ニットとは、1本の糸をループ状に編み込んで作られた生地の総称です。種類や素材にかかわらず、編む技術によって作られた製品を広く「ニット」と呼びます。やわらかく伸縮性に優れており、セーターだけでなくカーディガンや帽子、手袋など幅広いアイテムに使用されているのが特徴です。

セーターとは

セーターとは、ニット生地で作られたトップスを指します。つまりニットは素材を指し、セーターはニット素材を使用したアイテムの一種ということ。たとえば、ニット素材で作られたワンピースは「ニット」と呼べますが「セーター」には該当しません。

とはいえ、ファッション誌などで「ニット」と単体で使う場合はセーターを指すことも多いため「ニット=セーター」のイメージが広がったと考えられます。

ニットで使われる主な素材の種類5つ

使う素材によって、保温性や通気性が異なります。ここでは、ニットで使われる主な素材の種類を5つ紹介します。

  1. ウール
  2. 綿(コットン)
  3. アンゴラ
  4. モヘア
  5. カシミヤ

それぞれの特徴を見ていきましょう。

1.ウール

冬の定番といえるのが、羊毛を原料として作られる繊維のウール。アンゴラやモヘア、カシミヤなど、ほかの動物の毛から作られた繊維も含まれますが、衣類表示にウールと記載されている場合は羊毛と考えてOKです。

保温性や通気性に優れていて寒い冬に最適な素材ですが、デリケートな素材のため縮みやすく毛玉ができやすい点はデメリットといえます。

2.綿(コットン)

肌触りの良さと通気性の高さが魅力の綿は、綿花の種子に付いている綿毛を紡いで作られた天然繊維です。吸湿性に優れているため、寒暖差が大きくて汗をかきやすい春や秋にぴったり。また洗濯が比較的簡単で、自宅で手軽にお手入れできる点も嬉しいポイントです。

ただしウールに比べると保温性は劣るため、寒い季節はほかのアイテムとの重ね着が必要となるでしょう。

3.アンゴラ

アンゴラウサギの毛から作られるアンゴラは、軽量でありながら保温性が高いのが特徴です。独特のふんわりとした質感から、かわいらしいファッションのアイテムに多く使われています。

美しい光沢感もあることから高級素材として人気を集めてますが、デリケートでフェルト化しやすいデメリットもあります。

4.モヘア

モヘアはアンゴラヤギの毛を使用した素材で、独特の光沢とボリューム感が特徴。滑らかな手触りで皮膚への刺激も少なく、敏感肌の人にもおすすめの素材です。

またラグジュアリー感を演出するアイテムにも多く使われており、特にパーティーシーンや華やかな場面でのコーディネートでも活躍するでしょう。ただし繊細な素材で摩擦に弱いため、連日の着用には適していません。

5.カシミヤ

カシミヤは、カシミヤヤギの産毛から作られる高級な素材です。1頭からとれる量は約150〜200gで、希少性の高さから「繊維の宝石」とも呼ばれています。

軽量ながら保温性に優れ、ラグジュアリーブランドのニット製品に使われることが多いカシミヤですが、型崩れしやすく虫に弱いため、丁寧な手入れが必要です。

【編み方別】ニットの種類4つ

同じ素材のニットでも、編み方によって印象が大きく変わります。代表的な種類は、以下の5つです。

  1. リブニット
  2. ケーブルニット
  3. ワッフルニット
  4. ループニット

それぞれ解説します。

1.リブニット

リブニットは、縦方向に畝(うね)が立ったような特徴的なラインが魅力です。身体にフィットしやすく、すっきりしたシルエットに見せてくれます。伸縮性が高くて動きやすく、ストレスを感じにくいのも人気の理由といえるでしょう。

シンプルなデザインが多めで、どのようなコーディネートにも合わせやすく、1枚持っていると重宝します。

2.ケーブルニット

ロープを編み込んだような模様が印象的なケーブルニット。立体感のある大きい編み目がアクセントになってくれるため、1枚でもインパクトのある着こなしができます。また厚みがあって、防寒性も抜群。カジュアルなスタイルはもちろん、きれいめなコーディネートにも合わせやすく、幅広い層から人気です。

3.ワッフルニット

格子状の凹凸が特徴的なワッフルニットは、シンプルながらも存在感や「こなれ感」を出せる1枚。保温性が高くて肌触りも良く、寒い冬に重宝するでしょう。デニムやチノパンと合わせれば、リラックス感のある大人カジュアルなスタイルが作れます。

4.ループニット

大きなループ状の編み目が特徴的なニット。ループが太く大きいほど存在感が増し、シンプルなコーディネートに加えるだけでインパクトのあるコーディネートに仕上がります。見た目にもあたたかみがあり、カジュアルなスタイルにぴったりです。

5.シャギーニット

表面を起毛加工して、毛先が立つように毛量を減らすシャギーカットを施したのがシャギーニットです。毛足が長くふんわりとした手触りが特徴で、女性らしい雰囲気を出したいときにおすすめ。シンプルなスタイルに合わせれば、華やかさをプラスしてくれるでしょう。

意外と知らない?違いがわかりにくいファッション用語3つ

ニットとセーターのように、ほかにも混同しやすいファッション用語があります。

  • デニムとジーンズ
  • Tシャツとカットソー
  • スラックスとチノパン

それぞれ解説します。

デニムとジーンズ

デニムとは、綿糸で織られた丈夫な綾織生地のことです。藍染めが特徴的で耐久性が高く、カジュアルなアイテムとして世界中で愛されています。一方ジーンズは、デニム生地で作られたパンツのこと。つまりデニムは「生地」、ジーンズは「衣類」に該当します。

Tシャツとカットソー

Tシャツは首回りが丸く、袖が短いトップスを指します。一般的に綿素材で作られており、カジュアルなスタイルに欠かせないアイテムです。服を広げたときにアルファベットの「T」に見えることから、Tシャツと呼ばれるようになりました。

カットソーは、生地を裁断して縫製した衣類の総称です。「Cut(裁断)」と「Sewn(縫製)」を組み合わせた和製英語で、Tシャツはもちろんポロシャツやスウェットもカットソーに含まれます。

スラックスとチノパン

どちらもパンツの一種ですが、素材やデザインが異なります。スラックスはウールやポリエステルなどの素材で作られ、ビジネスシーンやフォーマルな場で着用されることが多いです。

一方チノパンは、チノクロスと呼ばれる厚手の綾織綿布で作られたパンツのこと。作業着などに多く使われる素材で丈夫かつ耐久性が高く、太めなシルエットが特徴です。スラックスよりもカジュアルな印象で、カジュアルスタイルからきれいめカジュアルまで幅広いコーディネートが叶います。

まとめ

「ニット」は生地や素材を指すカテゴリであり、「セーター」はニット生地で作られたトップスを指します。どちらも秋冬シーズンのファッションには欠かせない存在ですが、違いを知っておくと選び方やコーディネートの幅が広がるでしょう。また今冬のファッションアイテムは、形や色だけでなく素材や編み方にも注目してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人
鶴巻 健太

鶴巻 健太

新潟在住のSEOディレクターで「新潟SEO情報局」というサイトを運営中
ウイナレッジのコンテンツ編集を担当
朝は農業を楽しみ、昼はスタバのコーヒーと共にパソコンに向かうのが日課

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