「1日にたった15分程度勉強したところで、何が変わるの?」
そう思っている方も多いのではないでしょうか。
「ちりも積もれば山となる」ということわざもあるように、1日にできることはわずかでも、継続すれば大きな成果につながります。
目次
1日15分の勉強を週5日、1年間続けてみると……?
1日15分ずつ、月曜から金曜の週5日間だけの学習時間を1年間(52週)続けたとして、具体的な時間数を計算してみましょう。
15分×5日×52週=3900分=65時間!
例えば、4人に1人程度の合格率と言われる「基本情報技術者試験」の試験勉強に費やす時間は、ITに関する知識や経験があれば最低50時間程度ですが、まったくの未経験者であり、初めて学習する場合には200時間程度が必要と言われています。
そのうち65時間をすき間時間学習だけでもまかなうことが可能、という計算になります。あるいは、学校滞在中やデスクに向かっている時間以外の65時間の上乗せ学習によって、相当なアドバンテージを得ることができるわけです。
今すぐ作れるすき間時間は?
それでは、実際にすき間時間とはどのような時間なのでしょうか。
今すぐにでも作りやすいすき間時間をいくつかご提案します。
公共交通機関での移動時間
電車やバスに乗ったらすぐテキストを開く癖をつけましょう。
満員電車などで難しい場合には、スマートフォンなどに保存したデータを見る、学習アプリなどのデジタルツールを活用する方法もオススメです。
就寝前や、起きてすぐの時間
横になる前の15分だけデスクに向かうことから始めてみるのも効果的です。タブレットやスマートフォンを長時間見ると眠りが浅くなるとも言われますので、眠る前はテキストでの学習が良いかもしれません。
起床してすぐの時間は記憶力が高まっているため、暗記学習に適しています。
授業と授業の間の休憩時間
授業の合間の休憩時間に少しだけ学習してみませんか。15分程度の限られた中で3個程度の単語を記憶するだけでもいいのです。
教室移動などで忙しい場合には、どこか1回だけすき間学習に充ててみることから始めると良いでしょう。
スマホを見ている時間
スマートフォンを見ている時間は、想像以上に長いもの。ある調査によると、平均して1日に2〜3時間、10代に絞ると1時間強もスマートフォンを触っているそうです。そのうち15分だけ、学習の時間に変えましょう。
この時間をデスクに向かうよう習慣付けるのも良いですが、学習アプリなら普段の生活から大きく変えることなくスムーズに学習できそうです。
すき間時間学習には紙がいい?それともデジタル?
すき間時間学習にも紙(アナログ)とデジタルの2種類の方法があります。 アナログでの学習は、頭で理解し記憶するだけでなく、目で文章を追う、手を動かして文字を書くといった「動作」が伴います。これによって記憶できる確率が高まると言われています。
しかし前述のとおり、デスクに向かったりテキストを開いたりすることが難しいシチュエーションも多いため、時間や場所を選ぶ必要があります。
一方、デジタルの場合はいつでも・どこでも手軽に取り組めるのがポイント。最近は多様な学習アプリが提供されていますので、自分に合ったものを見つけて始めてみましょう。
学生の将来のために、すき間時間学習を有効活用しよう
学生の勉強は、将来社会に出たときに活躍できる人間になるために必要なこと。資格試験や就職には、専門知識や実技能力以外に、社会人として持つべき基礎知識の習熟も不可欠です。
ただ現実問題として、専門学校などに通う学生は非常に忙しいと言われています。例えば学費を稼ぐためにアルバイトをびっしり入れている、幼い弟妹の世話をする必要があるなど、学校外での役割の比重が大きく、なかなかすき間時間を見出せないのが実情です。
このように、忙しく学習に集中しにくい環境にある学生の悩みに寄り添い、すき間時間を見つけて伴走していくことも、学校の大切な役割ではないでしょうか。
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