人間関係の構築には、コミュニケーションが不可欠です。
コミュニケーション能力を先天的なものと思っている人もいるようですが、トレーニングを重ねることでも高めることができます。
この記事では、コミュニケーションが上手になる方法を紹介します。
目次
ビジネスにおいても必須能力【コミュニケーション】
コミュニケーション能力は、社会で円滑に生活するうえでの必須能力です。
ビジネスの場においても、効率性や生産性を高めたり、付加価値を持たせたりすることにも繋がります。
そのため、コミュニケーションは学生のうちに身につけておきたい能力のひとつです。
コミュニケーション能力が高い人の特徴6つ
コミュニケーションが上手かどうかは、数値化できないものです。
感覚的に「この人と話してよかった」と思ってもらえることが、1つの指標となります。
まずは、会話が上手な人の特徴を知っておきましょう。
相手に対する興味・関心が強い
人は、自分に興味を抱いてくれていると感じる相手には、好意的に接するものです。
そのため、相手に対する興味・関心が強い人は、好意を持たれやすい傾向があります。
まずは、自分から相手に興味・関心を向けることにより、今まで以上の関係性を築けるかもしれません。
最後まで相手の話を聞く
相手の話を最後まで聞くというのは、簡単なことのように思えて意外とできていないものです。
話の途中で、自分の意見や経験談などを話し出してしまう人は多いのではないでしょうか。
結果、相手は言いたいことが全部伝えられず、不満を感じてしまう可能性があります。
コミュニケーション能力が高い人は、話の腰を折らず最後まで話を聞いてくれる傾向が高いです。
適切なタイミングで相槌を打てる
相槌を打つことは、相手に「しっかり聞いていますよ」と伝えるサインです。
話している側は、相手からの反応がなければ、きちんと伝わっているかが不安になります。
ただし、あまりにも高頻度で相槌を打っていると、急かしているようにも感じられるため適切なタイミングを心がけることが大切です。
オープンマインドである
オープンマインドな人は、他者の意見にも肯定的なスタンスを取る傾向にあります。
価値観を押し付けたり、否定しない姿勢は相手の信頼を得やすく、自分の本音もさらけ出すことが多いため、裏表がない人であると評価されるでしょう。
相手を否定しない
会話が上手な人は、相手にネガティブな感情を与えません。
人は、自分の話を否定されると、それ以上話したくなくなるものです。
否定する気はなくとも、話し方によって否定的に捉えられる可能性もあります。
「でも」「いや」などと否定的な口ぐせがついていないか確認しましょう。
例え話が上手い
例え話や比喩はメタファーとも呼ばれ、相手の理解を促すための重要なスキルです。
自分の意見や考えをストレートに伝えるより、例え話を活用してわかりやすく具体的に伝えられれば、より説得力を高められます。
コミュニケーション能力はどうしたら鍛えられるの?
コミュニケーションは、トレーニングを積むことで一定の水準以上になります。
さらに、日頃からインプットとアウトプットを繰り返していれば能力向上につながります。
ここからは、具体的な方法をご紹介します。
目標を決めて繰り返し実践する
日常生活では、あらゆる場面でコミュニケーションを実践できる環境が用意されています。
「例え話をうまく活用した会話を試みる」「会話の中で効果的な相槌を最低でも3回以上取り入れる」など、実現可能な目標を立てて実践することがおすすめです。
一つ一つの目標を達成していけば着実にスキルアップができます。
自然にスキルが発揮できるようになるまで、地道に実践を積み重ねていきましょう。
要点や結論から話す
文章構成の際によく用いられるPREP法は、コミュニケーションにおいても応用が可能です。
PREP法とは、Point(結論)→Reason(理由)→Example(例)→Point(結論)の順で文章を作成する技法で、要点や結論を先に明確にするのが特徴です。
これを応用すれば、相手はゴール(要点・結論)から逆算して話を聞けるため、想像や理解が容易となります。
人と話す機会を増やす
コミュニケーションは相手がいて成り立つものです。
積極的にさまざまな人と関わるように意識し、経験値を少しでも高めるようにしましょう。
その際、同じ人とばかり話していては能力向上は見込めません。
また、ビジネス書や心理学書を読むなど、机の上の勉強だけでは難しいでしょう。
なるべく多くの人と話す機会を持ち、さまざまなバリエーションでの会話を経験しておくことがトレーニングになります。
コミュニケーションが上手な人の真似をする
コミュニケーションが上手な人の真似をして実践することは、能力向上に有効な手段です。
ただ単に真似をするのではなく、話の構成や身振りの仕方などをよく観察し、よいところを言語化できれば、理論的にコミュニケーションに必要な事柄を理解できている証明になります。
あとは実践しながら、自分のものにできるまで反復あるのみです。
講座やセミナーでプロに学ぶ
話のプロである芸人や落語家などの講座に参加することも有効な手段です。
彼らが仕事の上で意識している話の構成作りや間の取り方などを教えてもらうことができれば、とてもよい勉強になるでしょう。
話のプロが意識していることを参考に、自分が使える範囲のスキルとして咀嚼できれば非常に有用な武器となります。
講座やセミナーでは、初学者でも理解が進むように工夫されているため、能力向上の近道となるかもしれません。
コミュニケーションが上手だとこんなメリットが
コミュニケーションが上手な人には、さまざまな場面でメリットがあります。
具体的なメリットを知ることでさらに能力を高めたくなるかもしれません。
相手との信頼関係が築ける
1番のメリットは、相手との信頼関係が築ける、ということでしょう。
コミュニケーションを通じてお互いの価値観や考え方を共有すれば、相互理解が進み、信頼関係を構築しやすくなります。
あまりよく知らない人を信頼しろと言ってもそれは難しいでしょう。
さらに、お互いの意思疎通が円滑に行えるようになれば、さまざまな事柄をスムーズに進められるようになります。
コミュニケーションが上手な人は相手と打ち解けるまでの時間も短く、スムーズに物事を進めることができます。
1人でもできる会話力のトレーニング
表現力や語彙力、観察力、読解力を高めることで、会話力のアップが期待できます。
その方法を見ていきましょう。
ボキャブラリーを増やすために「小説を読む」
小説を読むことで、使える言葉の数が自然と増えていきます。
言葉の数が増えれば、表現力が高まるため、相手に言いたいことを正確に伝えられるようになったり、聞き手に興味を持たせるような話ができるようになるでしょう。
観察力や読解力を養うために「映画を観る」
多くの人が共感している映画を選択し、共感するポイントを分析することで、心情を先読みする力が身につきます。
その結果、相手の気持ちを汲み取ったり、相手が求めている言葉を伝えることができるようになります。
伝える力を磨くために「日記を書く」
コミュニケーション能力を高めるためにはアウトプットが重要です。
日記を書くことは、1人でもアウトプットができる貴重な機会。堅苦しい文章は不要です。
まずは自分なりの表現で日記を書いてみましょう。
コミュニケーション能力が鍛えられるアプリも
アプリでは、気軽に自分のペースでトレーニングができます。
コミュ力が診断できる「コミュ力診断」
計40通りの会話でのやりとりから、その場に適した返答を4択の中から選ぶことで、利用者のコミュニケーション能力を計測するアプリです。
アプリを通じて、その場に適した返答の仕方を学ぶこともできます。
iPhone用)コミュ力診断
会話力が鍛えられる「しゃべトレ」
話し相手となるキャラクターと、制限時間内で会話を展開していくトレーニングアプリです。
トレーニング後には、ちょっとしたアドバイスが表示されるため、しっかりと次に繋げることもできます。
iPhone用)しゃべトレ
ラジオ配信アプリ「Radiotalk」
音声配信アプリで、ラジオ放送の感覚でリスナーに向けて言葉を発することができます。
配信内容を自分で確かめることにより、言い回しや間のあけ方、特徴的な会話の癖などを客観的に確認することができ、会話力の改善に繋げられます。
iPhone用)Radiotalk
Android用)Radiotalk
まとめ
コミュニケーション能力を高めるためには、アウトプットの数を増やし、実践を積むことが重要です。
また、少しの工夫で相手への伝わり方が格段によくなります。
友人の協力やアプリの活用で、実際に評価を受けることがレベルアップへの近道となるでしょう。
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