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TOP教養学校運営専門学校のSNS運用で出願は増える?広報担当が押さえるべき戦略と成功事例

専門学校のSNS運用で出願は増える?広報担当が押さえるべき戦略と成功事例

2021.07.21 (最終更新:2026.04.17) 学校運営 業務効率化

「SNS運用を頑張っているのに、出願につながらない」
そんな悩みを抱える専門学校の広報担当者は少なくありません。

InstagramやTikTokなどのSNSは、今や高校生との接点として欠かせない存在です。しかし、ただ投稿を続けるだけでは成果には結びつきません。

学生募集において重要なのは、SNSを“集客ツール”ではなく“導線の一部”として全体設計することです。

本記事では、専門学校におけるSNSの役割から、出願につなげるための運用戦略、具体的な施策、成功事例までを分かりやすく解説します。

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SNSだけでは出願は増えない?まず押さえるべき役割

SNS運用においてよくある誤解が、「SNS広報を頑張れば出願が増える」というものです。
結論から言うと、SNS単体で出願が増えることはほとんどありません。

まず理解すべきは、SNSの役割です。

SNSの主な役割

  • 認知:学校の存在を知ってもらう
  • 興味:雰囲気や魅力を感じてもらう
  • 検討:他校と比較しながら志望度を高める

SNSは高校生にとって、きっかけや情報収集のツールであり、あくまで“検討初期〜中期の接点”に過ぎません。

広報の目的である「出願」に至るまでには、以下のようなステップが存在します。

  1. SNSで認知
  2. ホームページで詳細確認
  3. LINE登録
  4. オープンキャンパス参加
  5. 出願

この流れを理解せずにSNSだけを強化しても、最終的な成果にはつながりにくいのです。

成果が出るSNSは「導線設計」が違う

SNS広報の成果が出ている学校は、単に投稿内容が魅力的というだけではなく、導線設計が明確になっています。

基本的な導線設計

  1. SNS → LINE登録
  2. LINE → オープンキャンパス予約
  3. オープンキャンパス → 出願

この導線を前提に考えると、SNSの役割は「LINE登録を促すこと」となります。

たとえば、

  • プロフィールにLINEリンクを設置
  • 投稿内で「詳細はLINEへ」と誘導
  • 投稿へのリプライでLINEへ誘導

といった設計が有効でしょう。

“広報の全体設計”のなかでのSNSの役割を理解し、実際の施策を考えていくことが重要といえます。

専門学校におすすめのSNSと特徴

SNSの種類ごとに役割は異なります。ターゲットや目的に応じて使い分けるため、それぞれの特徴を理解しておきましょう。

Instagram

Instagramは、学校の雰囲気やおしゃれさ、安心感を伝えるのに最適なサービスです。
男性よりも女性の利用率が高いことも加味しながら活用すると有効です。

  • 写真・リールで世界観を伝えやすい
  • 女子学生との親和性が高い
  • ブランディングに強い

TikTok

TikTokは10代の利用率が高く、認知拡大の主戦場といえるでしょう。
学校の存在を知ってもらうためには必須のサービスです。

  • 拡散力が非常に高い
  • 高校生ユーザーが多い
  • 短時間で印象を残せる

X(旧Twitter)

Xはリアルタイムな情報発信が特徴で、オープンキャンパスやイベント情報の発信に適しています。
直近のイベント情報は固定するなどして、目に触れる機会を増やす工夫もおすすめです。

  • 即時性が高い
  • 拡散性あり
  • 告知向き

出願につながるSNS運用のポイント

1.ショート動画を軸にする

現在は、動画がSNSの主役になっています。

特に重要なのが、

  • TikTok
  • Instagramリール

です。

短時間で「楽しそう」「おもしろそう」と思わせるコンテンツを作成する必要があります。

2.相手目線のコンテンツを作る

コンテンツの内容は、広報側の視点ではなく、「高校生が見たいかどうか」を軸に考えなければなりません。
ホームページに載っているような学校の特色よりも、生の風景が喜ばれる傾向にあります。

具体例

  • 授業のリアルな様子
  • 学生の1日
  • 休み時間の雰囲気
  • 先生との距離感

高校生に、「ここに通いたい」と思わせる、また通っている自分をイメージできるような空気感を伝えられるようにするとよいでしょう。

3.投稿より“導線”を意識する

多くの学校が「投稿数」や「頻度」を重視していますが、本当に重要なのはその先です。
おもしろい、という感想だけで終わってしまっては、目的とするLINE登録につながりません。

  • 見たあとに何をさせたいのか
  • 次の行動につながるか

を意識して誘導先を考え、リンクなどを設置する必要があります。

4.KPI設計を間違えない

SNS広報では、評価指標(KPI)の設定も重要です。NGとなる指標や、重要となる指標は以下のとおりです。

NG指標

  • フォロワー数
  • いいね数

重要指標

  • 保存数
  • 視聴完了率
  • プロフィールクリック数
  • LINE登録数
  • オープンキャンパス予約数

最終的な評価指標は「出願につながるか」であるため、コンテンツやアカウントの評価よりも、「導線のなかの次のステップへ進んだかどうか」を測定していくとよいでしょう。

成功事例に学ぶSNS活用

事例1:TikTokで認知拡大に成功

ある美容系専門学校では、TikTokを中心に学生の日常を切り取った動画を投稿しています。

投稿内容は、授業風景や友人同士のやり取り、放課後の様子など、いわゆる“作り込まれていない自然なコンテンツ”が中心です。

特に再生数が伸びている動画には共通点があり、

  • 冒頭3秒で「楽しそう」と感じる構成
  • 学生が主体となって出演
  • テロップがシンプルで見やすい

といった特徴が見られます。

また、コメント欄には
「この学校に行きたい」「楽しそう」「雰囲気がよい」
といった声が多く寄せられており、興味喚起に成功していることが分かります。

例:山野美容専門学校のTikTokアカウント

事例2:Instagramで志望度を高めているケース

デザイン系の専門学校では、Instagramを活用して学校の世界観を丁寧に発信しています。

フィード投稿は統一感のあるビジュアルで構成されており、リールでは制作風景や学生インタビューなどを発信しています。

とくに反応が高いのは、以下のような投稿です。

  • 制作過程を見せる動画
  • ビフォーアフター形式の作品紹介
  • 学生のリアルな声(インタビュー形式)

これにより、単なる認知ではなく、「ここで学びたい」という入学意欲の向上につながっていると考えられます。

また、SNSから次の行動への流れも考えられており、プロフィールにはオープンキャンパスへの導線が明確に設置されています。

例:バンタンデザイン研究所のInstagramアカウント

よくある失敗パターン

SNS広報が失敗に終わってしまうのは、次のようなパターンです。

1.投稿して終わり

全体設計が考えられておらず、投稿することがゴールとなってしまっているケースです。
投稿を見た先の導線を設置することが大切です。

2.更新が止まる

更新頻度が低い、また最終更新から日数が経過していると、アカウントの信頼度も低下します。
SNS担当を複数配置するなどして継続して更新できる体制を整えましょう。

3.広報目線が強すぎる

広報担当の「伝えたいこと」と高校生の高校生の「知りたいこと」がズレている場合も、失敗につながります。

たとえば、広報担当は学校で取得できる資格や就職率などを伝えたいのに対して、高校生は学校や学生、先生の雰囲気を知りたい、といったような場合です。
オープンキャンパスへの誘導という目的を忘れずに、まずは高校生のニーズを満たすことを優先します。

まとめ:SNSは“戦略設計”で成果が変わる

SNSは、正しく運用すれば強力な広報ツールになりますが、
やみくもに投稿するだけでは成果にはつながりません。

重要なのは

  • SNSの役割を理解すること
  • 導線を設計すること
  • 高校生目線で発信すること

です。

SNSを単なる情報発信ツールとしてではなく、学生募集全体の導線の一部として活用することで、出願増加につながります。

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この記事を書いた人
株式会社ウイネット

株式会社ウイネット

「ウイナレッジ」を運営する教育専門出版社。
30年以上にわたり、全国の専門学校、大学、職業訓練校へ教材を提供してきた知見を活かし、教職員の皆様に役立つ実務ノウハウを発信しています。
[公式HP:https://www.wenet.co.jp/]

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