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「思考力・判断力・表現力」を伸ばす一番の方法とは?

2023.12.25 全般 教務情報

連載大原先生の学生指導のすゝめ

動機づけ教育プログラム「実践行動学」を開発する「実践行動学研究所」大原専務理事の学生指導のすゝめ。 学習塾での指導歴25年の大原先生が、実例を用いて学生への接し方をお伝えするシリーズです。 テンポのよいユニークな文章は、一度読んだらハマること間違いなし。

現代社会は答えのない課題が山積しています。

でもそんな答えのない課題に取り組めるような学生の育成は、知識伝授の授業ばかりではできないもの。そこで、文科省は10数年前から答えのない課題に取り組む・学習していく能力を3要素に取りまとめました。それが『学習3要素』です。

今回は、「学力3要素」の指導のコツについて、実践行動学研究所 大原幸夫専務理事から寄稿していただきました。

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学力3要素とは

今進んでいる教育改革で、育成すべき資質・能力の柱として据えられているのが、「学力3要素」。

3要素というのは、

・学びに向かう力・人間性等
・知識・技能
・思考力・判断力・表現力等

のことですね。
今日はこの中の「思考力・判断力・表現力」を伸ばす一番の方法をズバリ教えちゃいます!

「思考力・判断力・表現力」を伸ばすには、どうしたらいいのか?

様々な意見があるとは思いますが、答えは間違いなくコレでしょう!!

  • 思考力を伸ばす一番の方法は、考えること
  • 判断力を伸ばす一番の方法は、判断すること
  • 表現力を伸ばす一番の方法は、表現すること

もう、これに尽きます!!!笑

「なに当たり前のこと言ってんだ!」と叱られそうですけど、間違ってませんよね?
逆にいうと、これらの経験なしでは決して伸びない力です。
でも、この当たり前のことが分かっていない人が、案外多い気がするんですよね。
そういう人は、自分の成功体験のノウハウをやたらと教えたがります。
(教えないとできないと思っているのかも?)

まあ、せっかくノウハウがあるのだから、それで効率的に伸ばしてあげたいという気持ちは分かりますけど。。。

教えることが成長を止める?

3要素の中の「知識・技能」であればまだしも、「思考力・判断力・表現力」の領域では、教えることが成長を止めることもあります

  • 教えられた通りに考えられればOK
  • 教えられた通りに判断できればOK
  • 教えられた通りに表現できればOK

それがゴールなら、教えた方がそりゃ早いです。

でも、本当の生きる力につながる「思考力・判断力・表現力」というのは、そういうものじゃないですよね?
だから私たち大人は、先に教えることで子どもたちの貴重な体験を奪ってはいけません。

「教えた方が早い!」という人もいるかもしれませんが、その後の伸び幅の大きさを考えたら、体験重視の方が断然早いです。

教えてから実践するか、実践してから教えるか

A)まず知る→分かる→できる→やる の順番がいいか?
B)まずやってみる→できる→分かる→知る の順番がいいか?

”伸ばしたい能力は何なのか?”によって効果的な方法は変わります。
もちろん、Aの方がいい場合もあります。
自動車の運転とかは、決してBでやろうとしてはダメです。

気をつけたいのは、Aの順番だと、知ってる(つもりだ)けど分かっていない、分かってる(つもりだ)けどできない、できる(つもりだ)けどやろうとしない、となりがちなことです。
教えることで「つもり」を植え付けることにならないか?という注意が常に必要です。

ということで、本質的な「思考力・判断力・表現力」を伸ばそうとするなら、Bの「まずやってみる→・・・」の方を意識的に使ってみましょう

私はこれを痛いほど味わった経験があるので、自信を持っておススメします!!

※この記事は、実践行動学研究所のメールマガジン「しなやかな心と学ぶ力が育つメルマガ Colorful Times」149号を再編集したものです。

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この記事を書いた人
大原 幸夫

大原 幸夫

一般社団法人実践行動学研究所 専務理事
学習塾に25年勤務。その後小~中学校向けのワークショップの開発、及びファシリテーターの育成に従事している。またコーチング研修等の講師・講演を行う専門家でもある。

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